伝えたい事
子供達3人のカウントの後に、
「3・2・1・0」
現れたガンダムのコア・ファイター。
中から零れ落ちるようにアムロが私達の元に落ちて来るのを・・、
落ちてくるアムロを
私達は両手を広げて受け止めた。
皮肉屋のカイも、いつものひねくれた彼ではなくて・・、
アムロを怒鳴ってばかりいたブライトも・・
アムロに反感を持っていたハヤトだって・・
私も、セイラも・・・
フラウはヘルメットの中で涙があふれていた。
両手を広げて、帰ってきた仲間を受け止めたい。
戦いがどちらの勝ちであっても、どうでもいい。
その時の私達には関係のない世界の事でしかなく。
貴方にこう言いたかったの。
「おかえりなさい」
アムロが帰ってきてくれた事が、この上なく嬉しいの。
「アムロ、おかえりなさい」
カイが泣いているなんて思わなかった。
気持ちは同じで・・・