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主人公惣受け物語~アニポケ・カントー編~

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エリーサ「ごめんなさい、あなた達を見世物みたいにしてしまって…」


アリア「もう少し配慮すべきでした。まさか、エリーサ様やエルヴィーラ様の学院内での知名度はともかく、サトシ様のご人気があそこまで高くなっていたとは思いもしませんでした」


 さすがのアリアも、サトシのポケヴェール女学院内での人気っぷりには驚きを隠せなかった。


デント「そういえばここに来る前、サトシのファンクラブがあるって話を聞きましたけれど…」


アリア「初めはここの学生の数名が、サトシ様のこれまでのポケモンリーグの戦いぶりに興味を持って立ち上げたのが始まりです。それが日を追うごとに規模が大きくなり、今では学院公認になったほどです」


アイリス「そ、そんなに!?」


サトシ「俺、ポケモンマスターを目指すのに精いっぱいだったからそんな事になっていたとはちっとも気づかなかった…」


ピカチュウ「ピカァ…」


キバゴ「キバァ…」


 アリアからポケヴェールにおけるサトシファンクラブの成り立ちを聞いたサトシ、デント、アイリスは、驚きを隠せなかった。尚、サトシの相棒のピカチュウ、アイリスの相棒・キバゴは周りの視線からプレッシャーを感じていたのか、少し疲れ切った表情をしている。


アイリス(そ、そういえば、周りの人達の視線がサトシに集まっていたような…。なんだか、複雑だわ)


 アイリスはさらに複雑な心境に苛まれる。自分と一緒に旅をしている4人(誰なのかは説明するまでもないだろう)に加え、不特定多数の恋敵が増えたのだ。内心焦らずにはいられなかった。


エルヴィーラ(サトシ君の人気、ますます高まってきている…。あの褐色肌の子もサトシ君のこと気にしているみたいだし、私が付け入る隙はあるのかな…)


 前回申し上げたように、エルヴィーラもサトシファンクラブに入っている一人である。そのきっかけが、サトシに対する恋心からくるものなのか、単にサトシのバトルスタイルの興味があるだけなのかは定かではないが、どちらにせよ今後もサトシを巡る争奪戦は激しさを増してきそうだ。


アリア「ところで、サトシ様は『ワールド・チャンピオン・リーグ』にお出になられますか?」


サトシ「えぇ、その為にこうして仲間たちと一緒に旅をしています」


アリア「それなら、この学院の北東にあるバトルアリーナへ案内いたしましょうか? 学院内を思うようにまわれなかったというお詫びも兼ねてますが…」


 サトシは、アリアからこの学院の施設の一つであるバトルアリーナへ向かうことを提案される。


サトシ「お詫びなんてとんでもない! 是非、行かせてください!」


 三度の飯よりもポケモンバトル好きなサトシがこの提案を断る理由なんてなかった。サトシは目を輝かせて、二つ返事でアリアの提案を承諾した。


アイリス「うわぁ、こんな時でもポケモンバトルって…。子どもなんだから(汗)」


デント「ハハァ、こういう気持ちの切り替えの早さがサトシの良いところなんだけどね」


エルヴィーラ「それほど、ポケモンバトルが好きなのね…」


 サトシのこの気持ちの変わり様に、呆れ顔のアイリス。エルヴィーラに至っては、ますますサトシに対する興味が湧いてきたようだ。


エリーサ「今の時間帯なら、だれかがバトル待ちをしているだろうけれど、もしいなかったら私やエルヴィーラ、アリアが相手をしてあげる」


サトシ「ホントですか! 是非、お願いします!」


 急きょ、学院内ツアーから学院にあるバトルアリーナでのポケモンバトルに予定変更となったサトシ達。さて、そこでサトシはどんなポケモンバトルを繰り広げることになるのだろうか…


続いて後書きショー





天の河「さて、作者の気分と気まぐれで開催中のこの後書きショー。今回のゲストは、初登場のアヤコさんです。」


アヤコ「どうも、ヒカリの母のアヤコです。(というより、このコーナーって作者の気分次第だったのね…)」


天の河「さっそくですが、今回出てみての感想は?」


アヤコ「ただ単に、ヒカリ達と偶然出会って驚いたというのが第一ね。」


天の河「いくらカントーにいるとはいえ、こういうことがあるとは限りませんからね。世の中、思うほど偶然は起きるものですが…。」


アヤコ「でもやっぱり、ヒカリはみんなと旅をしている方がより生き生きしているわ。『ワールド・チャンピオン・フェスティバル』に向けてお友達と頑張っているのが、見て取れるわ。それに…。」


天の河「それに?」


アヤコ「ヒカリの未来のお婿さんになりうるサトシ君の元気な姿もお目にかかれたしね。いろんな意味でこの仕事引き受けて正解だったわ。」


天の河「さいですか…。それじゃあそろそろ時間なので、最後の挨拶お願いします。」


アヤコ「今回ここまでお読みいただきありがとうございます。次回も楽しく進行していくそうなのでよろしくお願いします。」