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主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

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第15話『勃発!? ケンタ争奪戦』

前書き

多分、タイトル詐欺です(笑) アカネは今回登場しませんし…





 コガネジムを出た後、サトシ達は宿舎に向かって足を進めている。


コトネ(ふふふ、ケンタも罪作りな男だわ。これはマリリンも気が気でないってことね)


 コトネは、コガネジムにてケンタに向けられたアカネの熱い視線に勘付いているようだ。現時点で最もケンタに近いマリナの気持ちを案じつつも、ケンタの周りでこれから巻き起こるであろう展開を予期しているようだ。


コトネ「ここが、マリリンが出場する大会の出場者と付き添いの為に用意された宿舎よ」


ヒカリ「立派な宿舎ね。リゾートホテルみたいだわ」


コトネ「何せ、コガネシティいやジョウト有数の高級ホテルだもの。普通に止まれば高い宿泊料を払わないといけないから、あたし達には縁遠いところってことね」


ケンタ「マリナはともかく、俺達が泊まっていいのか? なんだか場違いな気がするが…」


コトネ「気にし過ぎってことね。そりゃあ、あたしだってこんなセレブ御用達の場所に来るのは少し気が引けるけど、これもマリリンのおかげってことね」


ヒカリ「あたしも悪い気はするけれど、仲間の恩恵を無駄には出来ないわ」


 女子二人のちゃっかりした理屈はあるものの、マリナに感謝しつつ宿舎へと入っていく。以前紹介したと思うが、この宿舎は充実した食事とゆったりくつろげる入浴はもちろん、豊富な種類の部屋、無線LAN完備、その他アメニティが充実した、正に至れり尽くせりの施設である。サトシ達が建物の中へと入ると、入り口付近でデントが待ち構えていた。


デント「お帰り、サトシ、ヒカリ、コトネ。ケンタも一緒だったんだね」


サトシ「コガネジムの前で見かけて、そのまま合流したんだ。丁度、ケンタとジムリーダーのアカネさんがバトルをするところだったんだ」


ケンタ「さすがはアカネさんだぜ。最初から苦戦しっぱなしだったものな」


デント「へぇ〜、その話もっと詳しく聞かせてくれるかい? 他のみんなもむこうで待っているからさ」


 サトシ達は、本日のケンタとアカネとのバトルの詳しい話をするために、他の面々が待っているであろう場所に向かう。


ヒカリ・コトネ「「〜♪」」


カスミ・ハルカ・アイリス・ベル((((ムゥ〜!))))


 サトシLOVEな面々はお互いに顔を合わせた瞬間、ヒカリとコトネは満足且つ勝ち誇った顔、カスミ、ハルカ、アイリス、ベルは嫉妬の念が込められた顔になる。


デント(ん〜、やっぱり予想通りのテイストになったよ(汗))


マリナ(あぁ、こうなるのね…)


サトシ(どうしたんだ? アイツら…)


 このようなギクシャクした雰囲気になることは容易いことであった。デントはあまりにも分かりやすい展開に、ただ苦笑を浮かべる一方だった。しかし、彼女達がギクシャクする原因のサトシには、この状況を把握できなかった。←ていうか、いい加減気づけよ(汗) by. 天の河


デント「そういえば、ケンタはコガネジムでアカネさんとバトルしていたんだよね? その話を聞かせてくれないかな?」


ベル「えっ? そうなの? あたし、聞きたい!」


アイリス「アタシも!」


 いつまでも重苦しい雰囲気のままにするわけにもいかないので、デントが機転を利かせる。話は本日のケンタVSアカネの話に移り、一同ケンタの話に耳を傾ける。


カスミ「フェアリータイプね。ドラゴンポケモンマスターを目指すアイリスにとってはかなりの強敵ね…」


アイリス「うん。アタシも名前は聞いたことあるけれど、ドラゴンポケモンに強いタイプだからかなり危機感感じているわ」


ベル「今までドラゴンタイプは弱点の少ないタイプとして重宝されていたものね。ドラゴンタイプが好きなアイリスちゃんにとっては厄介な相手になりそうね」


 とりわけ、フェアリータイプについて話題が集中する。アイリスはドラゴンタイプに強いタイプだということで、危機感を感じているようだ。フェアリータイプについては、未開なところもあるので、今後ともしっかりとした情報が望まれる。


マリナ「アカネさんも負けていないわね。ケンタも序盤は苦戦したようだし」


ケンタ「あぁ、しばらくバトルしていなかったのもあるけれど、以前より強くなっているような感じだった。俺もさらに上を目指さないと次は負けるかもな」


マリナ「わたしも今度、アカネさんにバトル挑んでみようかしら?」



 もちろん、肝心のバトルの方にも話が及ぶ。ケンタが話すバトルの戦況に、各人耳を傾ける。話を聞いたうえでマリナは、久々にアカネとポケモンバトルがしたくなったようだ。


ケンタ「まぁ、おかげで俺とバクフーンはクタクタだぜ。俺達はもう戻るぜ」


バクフーン「バクバァ」


マリナ「あぁ、また明日」


 ケンタとバクフーンは本日のポケモンバトルでの疲れを癒すため、部屋へと戻って行った。その直後、サトシとデントも部屋へと戻り、残ったのは女性陣とヒカリのポッチャマのみとなった。


コトネ「ところで、いいの? マリリン」


マリナ「えっ? なんのこと?」


コトネ「ケンタのことよ。このままじゃ、アカネさんにケンタを取られちゃうってことね」


マリナ「なんで? わたしとケンタは単なる幼馴染よ」


 女性陣のみとなった場にて、行われるのはガールズトーク。とりわけ恋愛関連の話になると、異様な盛り上がりを見せる。マリナはコトネにケンタについて話を振られて、恍けている様子であるが、


コトネ「とぼけちゃって。マリリンってば、昔からケンタのこと…」


マリナ「はわわわわわ! だから、わたしとケンタはただの幼馴染だってば//////」


コトネ「それにしては、随分な慌て振りってことね。顔も真っ赤よ」


 コトネにケンタとの関係を茶化され、思わず赤面させるマリナ。さらに、尋常ではない慌て振りを露見させる。


ヒカリ「へぇ〜、マリナってケンタのこと好きだったんだ」


ベル「確かにマリナちゃんとケンタ君ってとても仲が良さそうだものね」


ハルカ「恋人同士とまではいかなくても、今後進展する余地はあるかも」


アイリス「うんうん」


カスミ「人気沸騰中のアイドル・トップコーディネーターも一人の恋する乙女なのね」


マリナ「だから、そんなんじゃないってば//////」


 サトシLOVEズの面々もコトネ側に加わり、さらにケンタとの関係性について茶化されるマリナ。赤面の度合いも増しており、顔を覆うだけでは隠しきれない程度にまでなっている。


マリナ「あたしもそろそろ戻るわ。明後日の本番に向けて準備しなくちゃいけないし///」


 と言いながら、マリナは赤面したまま女性陣の輪から離れる。そして、自分の部屋へと戻っていった。


コトネ「マリリンったら、分かりやすいってことね」


ベル「ふふ、マリナちゃん可愛い♪」


ヒカリ「アイドル・トップコーディネーターの意外な一面が見れて面白かったわ」


ポッチャマ「ポチャア! ポチャポチャ!」