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主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

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第41話『暗雲立ち込めて』

前書き

事の始まりの予兆…


自体は既に始まっていたのだった…






 オサム、シルバーとの出会いを果たした後、オサムから怪しげな集団の存在を知らされるサトシ達。そして、事の始まりを告げるかのごとく急に天候が悪化したため、急いで黄岩島へと帰還することとなった。黄岩島へ帰還後、


サトシ「オサムもシルバーも元気だったぜ。それにしても、シルバーがあんなに成長しているとは思わなかったなぁ」


カスミ「それは何よりね。シルバーがそこまで身体が大きくなっているのだったら、一目だけでも見てみたかったわ」


 サトシ達がルカの小屋に戻った後、サトシ達からオサムとシルバーの近況について聞かされる他の面々。カスミの表情からも分かるように、悪天候によってオサムとシルバーに出会えなかったことを残念がっているようである。ただ、悪天候というのはあくまで建前上の理由である。


ベル「でも、オサム君の言っていたことは気になるわね」


デント「ポケモン達が出てこなくなったのも気になるなぁ。少しノット・グッドなテイストだね」


 うずまき列島で怪しい行動をとる謎の集団。目撃情報を聞き入れただけでサトシ達は未確認であるが、うずまき列島におけるポケモン出現数の減少と何らかの因果関係があることは濃厚であろう。


アイリス「でもおかしいわね。サトシ達が銀岩島に行っている間、アタシ達はポケモン探しに出かけていたのだけれど、そこまでポケモンが出にくいって感じじゃなかったわ」


ベル「むしろ、かなりの頻度で遭遇したわ。おかげでカスミちゃんはシェルダー、アイリスちゃんはタッツー、そして私はパウワウをゲットすることが出来たのだけどね」


デント「僕はルカさんの小屋で待機していたけれど、特に変わったことは起こらなかったよ」


ルカ「まだ、謎の集団の影響は列島全域には及んでいない様ね。さらに言えば、影響のない区域にポケモン達が流れ込んでいることも考えられるわ」


 うずまき列島では、ポケモン出現数の減少が各地でみられているが、サトシ達が銀岩島へ行っている間にポケモン探しに出かけていたカスミ達はそのような影響は感じられなかったとのことだ。話を聞いてルカは、ポケモン出現数の減少は限定的であり、謎の集団の活動がみられている区域から謎の集団の影響が皆無の区域へとポケモン達が流れ込んだのだと仮説を立てる。


ベル「こんな時に難だけど、私達がゲットしたポケモン見せてあげる。いいよね、カスミちゃんにアイリスちゃん」


カスミ「えぇ、サトシ達が帰ってきたらそうするつもりだったし」


アイリス「これからみんなの仲間になるわけだしね。顔を見せておかなくちゃ」


 カスミ、アイリス、ベルの三人は早速、ゲットしたばかりのポケモン達をサトシ達に見せる。カスミのボールからはシェルダー、アイリスのボールからはタッツー、ベルのボールからはパウワウが出て来た。ちなみに三人ともポケモンゲットに使用したボールは水と虫タイプのポケモンがゲットしやすくなるネストボールである。


シェルダー「シィエ!」


タッツー「タッツゥ!」


パウワウ「パウゥ〜!」


 ボールから出て来た三体は、謎の集団の存在を微塵も感じさせないくらいに元気であった。今後の成長具合によっては、カスミ、アイリス、ベルの主力ポケモンとしての活躍が見込める。ちなみに、それぞれの覚えている技は以下のとおりである。

※ 三体の覚えている技
  シェルダー:こおりのつぶて、まもる、うずしお、からではさむ

  タッツー:たつまき、バブルこうせん、しおみず、えんまく

  パウワウ:オーロラビーム、アンコール、こごえるかぜ、こおりのつぶて


ルカ「話を元に戻して申し訳ないけれど、私はこの列島近海をもっと詳細に調査してみるわ。もちろん、各島に常駐している私の仲間とも連携を取っていくつもりよ。それで急なお願いで申し訳ないのだけれど、この件に関してあなた達にも協力してもらいたいの。頼めるかしら?」


サトシ「構いませんよ。俺達もオサムの話を聞いてから、何かおかしいとは思っていましたし」


ケンタ「それに困った時はお互い様です。みんなもいいよな?」


マリナ「もちろん!」


ヒカリ「放っておいたら、何だかあたし達の今後に影響が出る気がするもの」


デント「僕も、ポケモン達の住処に明らかに悪影響が出ているのには見過ごせないな」


アイリス「じゃあ、決まりね」


ハルカ「えぇ」


ベル「私も一応ポケモン研究の心得を持つ者として、ルカさんに協力するわ」


 ルカは今回の一件について、サトシ達に協力を要請する。世界各地を巡って幾多もの苦難を乗り越えてきたサトシ達。ルカの要請に対して、快い返事を送るのであった。


ルカ「本来はあなた達を危険な目に遭わせたくなかったのだけれど、何かの訪れを予感させるように急に天候も悪くなってきて…何だか、胸騒ぎがするわ。ごめんね、不安にさせるようなこと言って」


マリナ「気にしないでください、ルカさん」


ケンタ「さっきも言いましたけれど、困った時はお互い様ですって」


ルカ「ありがとう。本当に恩に着るわ」


 ルカは再び自らの要請を快く引き受けてくれたサトシ達に感謝の意を述べる。さて、ルカの要請で列島の調査活動をすることとなったサトシ達。うずまき列島に潜む謎の集団の正体を突き止めることが出来るのか。


続く





後書き

次回、うずまき列島にまつわる伝説が明かされる!?