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主人公総受け物語~時オカ編~

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第2話『清々しい朝の目覚め…とはいかないものだw』

前書き

時の勇者様の朝の目覚めは、騒がしくお迎えになりました(笑)


※ この物語の簡単な設定
 時間軸はムジュラの仮面の後、六賢者は時オカの7年後のメンバーとします。また、六賢者は賢者の間と現実世界を行ったり来たり出来ることとします。かなり無理やりなねつ造設定ですが、どうか温かくお読みいただけたらと思います。





 ここはコキリの森。この世に生を受けて、一生を子供の姿のまま過ごすコキリ族が住処として知られている。ここには、ハイラル、タルミナとあらゆる世界を回って危機を救ってきた時の勇者・リンクも住んでいる。


リンク「ん、ふわぁ〜。ん?」


 目が覚め、起き上ろうとするリンク。だが、起き上がる前に自らの右隣に感じる違和感を感じる。


リンク「…サリア。全く、困った森の賢者様だ(汗)」


 リンクが寝ていた隣には、彼の幼馴染で森の賢者でもある少女・サリアが可愛らしい寝顔で眠っていた。ちなみに事後ではないので、リンゼルファン、リンマロファン、リンルトファンの皆様、どうかご安心を。


リンク「何度言ったら分かるんだろうか…」


 どうやら、サリアがリンクに添い寝をしていたのは一度や二度の出来事ではなさそうだ。リンクは呆れた表情を浮かべながらも、サリアを優しく揺さぶって起こす。


リンク「サリア、もう朝だよ」


サリア「ん、んん…ふわぁ〜。あっ、おはよう、リンク」


 サリアは自らの身体を起こすと、リンクに満面の笑顔を向ける。


リンク「起きた直後で申し訳ないんだけど、サリアの家はあっちだよね?」


サリア「えっと、あっ、また間違えちゃった。ゴメンね、驚いちゃったでしょ。」


リンク「サリア、もう何度も同じ手は食わないよ(汗)」


 サリアはリンクに問われて恍けたように答えるが、さすがに何度も繰り返されてはリンクも騙されない。


サリア「だって、リンクって、あったかいんだもの。思わず、抱きしめたくなっちゃうヨ。それに…」


リンク「それに?」


サリア「最近のリンク、疲れていてなんだか寂しそうだったから…」


リンク「……」


 サリアが何故リンクの家に行って添い寝するようになった経緯を話すと、リンクは黙り込む。サリアはここ最近でのリンクの微妙な心の変化を感じ取っていたようだ。恐るべし、幼馴染パワーと言ったところか。


サリア「だからアタシ、リンクが寂しがらないようにと思っていろいろと考えてきたの。ナビィがいなくなってから、リンク休んでもないでしょ?」


リンク「う、うぅ…」


サリア「アタシは、笑顔が輝いているリンクが好き。でも、疲れ切って悲しげなリンクは好きじゃない。トモダチとして、リンクにはいつまでも笑顔でいてほしいから…」


 サリアの熱弁に思わず言葉を詰まらせるリンク。サリアの気持ちを知って、感慨に更けているようだ。


リンク「ごめんな、サリア。俺、そんなサリアの気持ちも知らずに一方的に突き放すようなこと言って」


サリア「ううん、アタシはそんなこと全然気にしていないヨ。だからね…」


 するとサリアはリンクの横に移動し、リンクの頬に自らの唇を近づけ、触れるだけのキスをした。


リンク「!? サリア!?」


サリア「これからもリンクが笑顔でいられるおまじないと、おはようの挨拶ダヨ」


 突然のことに驚きを見せるリンクに、ウィンクをしながら本日二度目の満面の笑顔を見せるサリア。


サリア「だからね、今後も…」


リンク「それは、恥ずかしいから駄目! き、気持ちだけ受け取っておくよ/////」


サリア「えぇぇぇぇぇ!?」


 今後も添い寝をすることを宣言しようとしたサリアであったが、それは激しくリンクに拒否された。その際、リンクの顔はキスされたことに対する恥ずかしさから赤みを帯びていたとか…


リンク「さ、さぁ、みんな外で待ってるよ。さ、サリアもね」


サリア「うん!」


 リンクは恥ずかしさを隠しながら、サリアとともに家を出た。ある意味ハチャメチャな時の勇者と森の賢者による朝の目覚めのひと時だった。


続く





後書き

サリアが小悪魔的キャラになってしまったのは気にしないでください…