っぽい
ツルちゃんのアドバイスで
馬村とカップル限定メニューを
食べに行ったはずなのに、
ガッツリ塩焼きそばを満喫してしまった。
やっぱりこう、カップルらしい
雰囲気にならないな…
「何をしたらいいのかな…?」
すずめは自分の部屋でクッションを抱えて
少し考え込んだ。
「ふふっ…」
急に、昼間行ったお店は
馬村に全然似合わなかったな、
と思い出して、
すずめはなんだか可笑しくなった。
最初はちょっと青ざめてたけど、
「また行くか」と馬村が言ってくれて
すごく嬉しかった。
馬村はなんだかんだ言って
いつも自分に合わせてくれる。
自分ばかりが嬉しくなってないかな?
すずめはちょっと心配になってきた。
「……」
「馬村はどういう風なのが
カップルって思ってんのかな…」
と、考えてみた。
でも馬村は普段あまり
自分のことを話さないので、
すずめの頭で考えたところで
よくわからない。
「もう聞いちゃうか。」
トゥルルルル…
携帯を手に馬村に電話する。
ガチャ
「…はい」
「馬村?今電話できる?」
「できるけど。なんだよ。」
「え…何にもない。」
「は?なんだそれ。」
「いやちょっと馬村のこと考えてたら
電話したくなって。」
「…///そーかよ。」
「……」
「…何黙ってんだよ。喋れよ。」
「いやさ、馬村ってさ、
カップルってどんなことすると思う?」
「……は?」
ひときわ大きい声で馬村が驚いた。
「どんなことって……それでか。
オマエが今日の店、行きたがったの。」
「え?へへ…」
「店の雰囲気はともかく
味はうまかったな。」
「ね?エビぷりぷりだったね。
今度また行こう!」
「別にそれでいんじゃね?」
「何が?」
「何がってお前が聞いてきたんだろ?
カップルって何すんの?って。」
「あ、そうだった。」
「オマエな…別にカップルは
こうするべきってもんが
あるわけじゃねーだろ?」
「う…ん。」
「なんだよ。不服そうだな。」
「や…なんかいつも普通というか、
カップルっぽくないなぁって思って…」
「じゃあ、オマエが言うカップルっぽいこと
ってどんなんだよ。」
「え?それがわかんないから
馬村に聞いてんじゃん。」
「…わかった。ちょっと待ってろ。」
馬村がそう言うと、
ブチ、と電話が切れた。
馬村とカップル限定メニューを
食べに行ったはずなのに、
ガッツリ塩焼きそばを満喫してしまった。
やっぱりこう、カップルらしい
雰囲気にならないな…
「何をしたらいいのかな…?」
すずめは自分の部屋でクッションを抱えて
少し考え込んだ。
「ふふっ…」
急に、昼間行ったお店は
馬村に全然似合わなかったな、
と思い出して、
すずめはなんだか可笑しくなった。
最初はちょっと青ざめてたけど、
「また行くか」と馬村が言ってくれて
すごく嬉しかった。
馬村はなんだかんだ言って
いつも自分に合わせてくれる。
自分ばかりが嬉しくなってないかな?
すずめはちょっと心配になってきた。
「……」
「馬村はどういう風なのが
カップルって思ってんのかな…」
と、考えてみた。
でも馬村は普段あまり
自分のことを話さないので、
すずめの頭で考えたところで
よくわからない。
「もう聞いちゃうか。」
トゥルルルル…
携帯を手に馬村に電話する。
ガチャ
「…はい」
「馬村?今電話できる?」
「できるけど。なんだよ。」
「え…何にもない。」
「は?なんだそれ。」
「いやちょっと馬村のこと考えてたら
電話したくなって。」
「…///そーかよ。」
「……」
「…何黙ってんだよ。喋れよ。」
「いやさ、馬村ってさ、
カップルってどんなことすると思う?」
「……は?」
ひときわ大きい声で馬村が驚いた。
「どんなことって……それでか。
オマエが今日の店、行きたがったの。」
「え?へへ…」
「店の雰囲気はともかく
味はうまかったな。」
「ね?エビぷりぷりだったね。
今度また行こう!」
「別にそれでいんじゃね?」
「何が?」
「何がってお前が聞いてきたんだろ?
カップルって何すんの?って。」
「あ、そうだった。」
「オマエな…別にカップルは
こうするべきってもんが
あるわけじゃねーだろ?」
「う…ん。」
「なんだよ。不服そうだな。」
「や…なんかいつも普通というか、
カップルっぽくないなぁって思って…」
「じゃあ、オマエが言うカップルっぽいこと
ってどんなんだよ。」
「え?それがわかんないから
馬村に聞いてんじゃん。」
「…わかった。ちょっと待ってろ。」
馬村がそう言うと、
ブチ、と電話が切れた。