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同調率99%の少女(5) - 鎮守府Aの物語

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--- 2 見学(序)



 鎮守府の表門に到着した一行。ところどころ工事中のため、土曜日にもかかわらず建設会社の社員や大工らが作業をしている。那美恵と時雨、夕音は挨拶をして工事現場の間を通り抜けて、通用口を通って三千花らを本館へと案内した。

 那美恵と時雨、夕音は本館の玄関に沿い、三千花らと向かい合うように立った。
「「「ようこそ、鎮守府Aへ!」」」

 出迎えされた形になった三千花らは様々な反応を示した。
「へぇ。ここが鎮守府ってところなのね。思ったより大きそう。」
「おぉ!ここが艦娘たちがたくさんいる基地!楽しみっすね〜」
 三戸は落ち着いたのか、普通に見るのが楽しみそうな反応をしている。
 和子は先の二人の同意のため相槌を打ち、タブレット端末に向かってメモを書いている。

「まだ工事中のところがあるのでお見苦しいとは思いますけど、ゆっくりしていってください。那珂さん、僕たちは先に更衣室行って準備してますので。」
 そう言って時雨は会釈をして、夕音とともに本館の中に入っていった。

「なみえは行かなくていいの?」
「ん〜? でもみっちゃんたちいるし今日は一緒にいようかなぁと。」
「会長、気にせずに艦娘の制服に着替えてきて下さい。会長の行動も報告書の大事な記録になりますので。」と和子。
「俺たちここで待ってますよ。」と三戸。

 3人から促されたので、那美恵は着替えてくる間3人にロビーで待っているよう案内した後、時雨たちを追いかけて更衣室に向かった。