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なかのあずま
なかのあずま
novelistID. 54195
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機動戦士Oガンダム

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 少しして、回線は彼の部下からサイコガンダムのパイロットへと繋がり、彼は温度のない声から猫撫で声をつくった。
 「気分はどうだい?」
 ≪・・・はい≫
 「がんばれそうかな?」
 ≪はい≫
 「いい子だ。君のやりたいことをやってきなさい。」
 ≪はい≫
 二人の兄弟が対峙する研究室が揺れた。ブラッドが奥の窓から見下ろすと、超巨大モビルスーツがゆっくりとハッチの外へ流れ出ていった。彼はその中に一人の少女の姿を見、同時にタロ・アサティの影を見た。

 「おまえ・・・・・なんてことを・・・・・!!!」
<改ページ>
 ケツァルコアトルの主砲により、残イルダーマ群の半数が塵となった。それでもまだ、二十機程が空域を彷徨っていた。
 反陽子収束砲に応えるように、アリエスの一角から40m程の菅笠を被ったような女性的なフォルムの巨大モビルスーツが、巨躯に見合うライフルを両手に現れた。
 かと思えば、その背後で、
100mを超える規格外の白い巨人が目覚め、空域にいる誰もが目を奪われ、恐怖した。
「なんだ・・・・・あれは・・・・・」
 対伝説巨神用最終決戦兵器サイコガンダム・テスカトリポカがついに起動した。

日付が変わり、12月25日になった。