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伝説の超ニート トロもず
伝説の超ニート トロもず
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ドラクエ:Ruineme Inquitach 記録004

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「ああわかってるよ。彼らだろ?それはそうとワンについてだが、とりあえず大きなことにはならないようにしておいた。これを教訓にもう少し慎重に物事を検討するよう心掛けてくれ」

「そ・・そうですか。ありがとうございます、色々とご迷惑をお掛けしてしまいますね」

「とんでもない。こっちの生死もかかってるわけだからな、感謝は妥当じゃないさ。
ただし、こんな風に俺が独断で直接的に問題を解決しにかかるのは今回限りだからな」

――――――――――――――――――
――――――――――――



「え、ちょ・・・え!?」

「ソロ!?」

突如視界に現れたのは、まさに今から探しに出かけようとしていた人物だった。
聞き慣れない音が並ぶ未知の言語で白衣の人間達と話をしている。

呼びかけに反応し、静かにこちらを向いて返事をした。

「よう、遅かったじゃないか。もうこの世界の物理法則には慣れたか?」

「ようじゃねーよ、今までどこ行ってたんだよー。めちゃくちゃ探したんだからな!」

自然と頬が緩み、お互いに歩み寄る。

「ああすまん。ちょっと色々事前に準備しとかなきゃならないことがあったんだ」

「まあ、そんなところだろうと思ってました。ところでこの世界の物理法則っていうのは?」

「・・言われてみればなんだか違和感があるな。ほら、走ったり跳んだりする時は妙に体が軽くて、逆に急停止したり高いところから落ちる時に使う力と衝撃が大きい気がしないか」

「ああ、確かに・・・」

「そう、それだ。簡単に言うとこの世界では物が動くときの空気の抵抗が、俺達のいた宇宙より小さいんだ。だから動くのが楽な代わりに、一旦動くと止まったり向きを変えたりするのが難しくなる。
他にも細かい違いが沢山あるにはあるが、数え出したらきりがないから置いとく」

「んー。・・ってかそれよりさ、言葉!言葉どうにかしてくれよ。やらなきゃいけないことがあったって喋れないんじゃ、ハードルがん上がりどころじゃねえって」

「そこはな・・どうにかしてくれと言われても、俺が通訳するしかないんだよな。まさかここの言葉を勉強して習得するとかいうワケにはいかんだろ」

「そうか、そうだよな・・・。まあ仕方ないか」

「ああでも一応“頷く”と“首を振る”の動作の意味は同じだから通じるぞ」

「・・それってつまり“はい”か“いいえ”しか言えないってことですよね」

「そうなるな。あとはジェスチャーだな」

「・・・割とキツいな・・・」

「まあ、何かあるときはだいたい俺が付いてるから大丈夫だと思うぞ」


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