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　シグマン少佐は、装甲越しに感じる気迫に負けて新型量産機に組み合わせれた。

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「小隊長を死なせない」
　そういうと可変マン・マシーンに連装シヴァを向けた。

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　それは、シグマン少佐も気付いた。
「こんな距離で撃つと自分もやられるぞ」
　機体同士が接触しているため接触回線を開いて敵パイロットに訴えた。

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「小隊長を殺そうとした」
　しかしパイロットは、怒りで何も見えていなかった。

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　それは、シグマン少佐も気付いた。
「お前も死ぬぞ」
　その時新手がスダルシャナと組み合ってる新型量産機をビームライフルで攻撃した。
たまらず新型量産機は、スダルシャナから離れた。
「シグマン隊長」
　それは、スティーブ機だった。
「スティーブか」
　シグマン少佐もそれがわかり頭部バルカン砲を撃ちスティーブ機と合流した。

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　その時ユーラシア連邦艦隊旗艦のレーダーが新たな艦影を捉えた。
「左弦下45度から、敵艦接近」
　CICが艦長に敵艦の接近を報告した。
「何だと?
今度は、下から?
CIC、どこを見ている?」
　艦長がその報告に驚きCICを怒鳴った。

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　そこにはアレキサンドリア、アル・ギザ、ロンバルディアがいた。
全艦の主砲は、敵艦隊に向けられた。
「全艦対空砲火開始。
遠慮するな、撃ちまくれ」
　グラハム艦長の命令で各艦は、一斉に敵艦隊に主砲と副砲を発射した。
攻撃は、アガメムノン級をかすめた。

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　それは、モビルスーツ隊も確認した。
「後ろで火線？」
「別働隊がいたのか？」
　パイロットたちは、明らかに動揺していた。
「自分は、戻ります」
「自分も」
　1機のレイダー制式仕様と1機のスローダガーが母艦援護のため後退した。
「勝手な行動をとるな。
中隊長」
　中隊長に指示を仰ごうとしたときビームの火線が来た。
「戻らせないということか」
　パイロットは、敵の意図を読んだ。

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「突っ込むぞ」
　クーパー中尉は、もはや敵が烏合の衆になっていると感じそう命令した。

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　ユーラシア連邦艦隊旗艦は、再び挟叉弾を受けた。
「前方のデブリに突っ込む」
　司令官は、苦渋の決断をした。
「しかし」
　操舵手は、司令官の考えを読み取り異論を言った。
「体制を整え直すには、絶好の場所だ。
それにここで共倒れになるより態勢を整えた方が被害が少ない」
　司令官は、一時補給艦を見捨て巨大なデブリに艦隊を隠れさせた。
「了解」
　操舵手も説得に折れた。
「こちらのモビルスーツを空にさせるとは。
敵にのせられたようだな。
何て迂闊なんだ」
　司令官は、自分のふがいなさを悔いた。

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　そこに不穏に艦隊に近づく2つの石ころがあった。
「行くわよ」
　機体をバルーンに隠したケイト機が僚機に声をかけた。
「アル・ギザの技量があがったことを皆に知らせましょう」
　部下がケイト中尉を鼓舞した。
「そうね」
　2機は、バルーンを割ると敵艦隊に向かった。
「終わりだな」
　ケイト中尉は、敵艦に向けて言った。
2機のマールスは、アガメムノン級にビームライフルを1発ずつ撃った。
ビームは、見事艦橋近くに命中した。

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　そこに1機のモビルアーマー形態のレイダー制式仕様が来た。
パイロットは、レイダー制式仕様をモビルスーツに変形させるとビームライフルの攻撃を回避しつつビームカービンで反撃した。
しかし接近され組み合わされた。
「邪魔をしに来たと見たがツキは、こちらにあるのよ」
　敵パイロットは、興奮しながら言った。
「何を？」
　レイダー制式仕様のパイロットは、敵が何を言わんとしてるのか分からなかった。

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　ケイト中尉の部下は、敵艦を攻撃しながらケイト中尉を心配した。
「中隊長」
　その時ビームの火線が来た。
その方角を見ると1機の新型量産機が来た。
「直掩機か？
シグマン隊長、新型機に乗ってるんだからもうちょっと敵を引き付けてくださいよ」
　部下は、シグマン少佐の悪口を言った。

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　それは、ユーラシア連邦艦隊旗艦でも確認できた。
「ウィンダムです。
1機のウィンダムが戻ってきました」
　オペレーターが報告した。
「他のモビルスーツは、どうだ？」
　司令官は、他のモビルスーツがどうなっているか気になった。
　船内では、必死にダメージコントロールが行われていた。
「消化剤は、まだか」
　消火作業が必死に行われていた。
「邪魔だ」
　火災現場では、多くの人が作業しておりごった返しになっていた。
「これじゃ足らない。
スクランブル･バルーンもいる」
　分隊長が部下たちに指示を出していた。
「了解」
　部下の1人がスクランブル･バルーンを取りに行った。
「酸素供給装置に異常は、ないか?」
　ここは、宇宙のため空気の流出は即座に死を意味する。
「は、はい」
　部下は、曖昧に答えた。
「さっさと調べろ」
　分隊長は、イライラしながら命令した。

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　レイダー制式仕様は、マールスにビームカービンを撃ったが全く当たらず逆にクローで右翼を刺された。
「やっぱりツキは、私にあるようね」
　マールスのパイロットは、そういうとマールスの左手にビームサーベルを持たせて切りつけてきた。
レイダー制式仕様のパイロットは、反応できずにレイダー制式仕様は切られ撃墜された。

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　ユーラシア連邦艦隊にスダルシャナが来た。
「これで終わりだ」
　シグマン少佐は、艦隊に全射撃武器を撃ち艦隊を全滅させた。

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　補給艦隊も艦砲射撃によって全滅しドゴス・ギアは、帰艦信号を撃った。
「帰艦信号、撃て」
　ロンバルディアは、帰艦信号を撃った。
マン・マシーン隊は、帰艦していった。

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　ドゴス・ギアのマン・マシーンデッキでは、戦闘に勝利したにもかかわらずシグマン少佐がヘルメットを脱ぎひどく落ち込んでいた。
そこにミサキ中尉が来た。
「笑ってくれていい。