【戦国BASARA二次創作】声の呼ぶ方へ
「お陰で逝き損ねてるんだからね…"未練"ってヤツ?
でもまぁ…こうやって会えたから、これで後腐れなく逝けるよ」
「佐助は…帰られぬのに、何故俺は帰られる?」
「彼方に身体だけじゃなくて、精神…
簡単に言えば、心も丸ごと置いてきたから、って感じかな?
・・・って、旦那に理解…出来てないようだね」
眉間に皺を寄せて考え込んでいる俺に、苦笑を滲ませた
「それじゃ・・さっき俺様の手を振り離したのは、何でか、解る?」
「呼ばれたから、帰って来いって・・」
「誰に呼ばれたの?」
「それは―・・!!」
過ぎったのは、一筋の青い閃光
あの様な鮮烈な印象を受けた者を、忘れられるであろうか
・・・伊達政宗
逢いたい
今は唯、一心に、それだけしか想えない
作品名:【戦国BASARA二次創作】声の呼ぶ方へ 作家名:勅使河原 知利