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のび太のBIOHAZARD カテゴリーFの改造版

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「……そうか。なら俺も信じよう。疑ったりして悪かったな」

 太刀川もドラえもんのことを信用することにしたようだ。そしてこう続けた。

「だが、楽観的にばかり考えてもいられんぞ。もしかしたらドラえもんが窮地に陥っていて動けない可能性もあるからな。そこで一つ提案だ。手分けして校内や周辺の町を調べて、ドラえもんや他の生存者の捜索、物資や武器の調達、町の外への脱出経路の確保をしようと思うが、どうだ?」
「やりましょう! もしドラえもんがピンチなら僕たちが助けないといけませんから」

 太刀川の提案に、真っ先にのび太が乗った。

「でも、それってかなり危険も大きいんじゃ……太刀川さんたちは武器を持ってるからいいけど、僕や女子たちは丸腰だから……」

 それに対し、スネ夫はあまり乗り気ではないようだ。

「なら、太刀川さんと銃を持ってる僕と野比君をリーダーとする三つのチームに分かれて行動しよう。一つは校内を探索するチーム。一つは周辺の町を探索するチーム。そしてもう一つはこの保健室を確保しておくチーム、つまり留守番だね。骨川君はとりあえず留守番チームでいいかな?」
「うん。それなら賛成」

 出木杉がチーム分けの提案をすると、スネ夫はあっさり賛成した。

「確かに、闇雲に動き回るより役割を決めて動いたほうが効率がいいな。よし、俺は外の探索に回ろう」
「じゃあ僕は学校の中を調べるよ」
「ということは、僕が留守番だね」

 各チームの役割も決まった。太刀川チームが町の探索、のび太チームが校内の探索、そして出木杉チームが留守番となった。あとはメンバー決めだ。

「私はのび太君のチームに入ります」
「じゃあ私も学校の探索をするわ」
「俺は太刀川さんについて行くぜ。とーちゃん、かーちゃん、ジャイ子のことも心配だからな」
「私はここで待機してみんなの怪我の手当てをします。何かあったらここに戻ってきてくださいね」

 聖奈と咲夜がのび太チームに、ジャイアンが太刀川チームに、静香が出木杉チームに入った。

「……太刀川さんのチームが人数的にも装備的にも心許ないですね。私がそっちに行ったほうが……」
「大丈夫だ、問題ない。駐車場にセダンが一台停めてあったからそいつを使う」

 危険度が最も高い外の探索に二人では厳しいだろう、と思い移籍を志願した咲夜に、「キリッ」という効果音が似合いそうな言葉で答える太刀川。車ならゾンビがいても跳ね飛ばすなり轢き倒すなりして強引に進むことができる。ハンドガンのような飛び道具を持っていなくても大丈夫だろう。

「チームはこの編成でいきますが、変更したい方は……いないみたいですね」

 聖奈が全員を見回して言った。変更をするなら今のうちだが、皆編成に異論は無いようで、それを申し出る者はいなかった。

(……あっ、のび太の奴何気に両手に花じゃないか! くぅ~のび太のくせに生意気だぞ~!)

 ただし、スネ夫は心の中で先輩の女子を二人も侍らせているのび太への嫉妬心を抱いていた。一瞬チームの変更を申し出ようと手を挙げかけるスネ夫だが、さすがにそんな理由での変更は認められないだろうと思い、ぐっと堪える。

「せっ、聖奈さん、僕の四次元カバンを使ってください。たっ、探索の役に立つはずです」

 その代わりに、自分の四次元カバンを聖奈に差し出した。

「太刀川さんもこれを使ってください。留守番の私が持っていても意味が無いですから」

 スネ夫の行動を見た静香も、太刀川に四次元カバンを提供した。

「これがあれば荷物の持ち運びがかなり楽になりますね。スネ夫君、ありがとうございます」
「ありがとな、源」

 二人に礼を言いつつ、カバンを肩にかける聖奈と太刀川。

「そうだ。さっき見つけたこれもみんなで使いましょう」

 そう言って、今度は出木杉が部屋の隅にあったダンボール箱を皆の前に運んできた。その中身は防災用品の通信機だった。しかも都合のいいことに、ちょうど全員分ある。

「通信機か。こういう状況なら必要になるな」

 早速ジャイアンが一つを手にとった。他の面々もそれに続き、通信機をとっていった。

「これで準備は整ったな。よし、探索班行動開始だ」
「「「「はい!」」」」

 太刀川の号令で、調査チームの五人は保健室から廊下に出た。そこから太刀川チームとのび太チームに分かれ、太刀川チームの二人は昇降口から外へと出ていった。

「僕たちも探索を始めましょう」
「そうね。とりあえず職員室に行きましょ。各教室の鍵があるはずよ」
「はい」

 のび太チームも探索のために動き始めた。

「の、のび太君……咲夜……」
「「?」」

 だが、ここで聖奈がのび太と咲夜を引き止めた。二人は何事かと思い、聖奈のほうに向き直る。

「探索の前に……その……お、お手洗いに行ってもいいですか?」

 内股で身体をモジモジさせ、両手でスカートを引っ張りながら上目遣いで言う聖奈。どうやら今まで我慢していたようだ。

「……え? あっ、はい。どうぞどうぞ」
「ええ、どうぞ(聖奈ってたまに緊張感に欠けることをするのよね……)」

 真面目そうな生徒会長の意外な言葉と仕草にぽかんとするのび太だったが、すぐに正気に戻って許可を出した。咲夜のほうは、親友を名乗るだけあって彼女の人間性を熟知しているようで、のび太のようにギャップを感じることはなかった。

「なるべく早く済ませますから」

 そう言うや否や、聖奈は女子トイレに駆け込み、扉が開いている一番奥の個室に飛び込んだ。その動きから、相当ため込んでいることがよくわかる。
 しばらくして、出すものを全て出してスッキリした聖奈は、水を流して個室から出た。

「ウゥゥ……」
「アァァ……」
「ッ!?」

 だが、個室から出てきたのは聖奈だけではなかった。まるでタイミングを合わせたかのように、他の個室から二体のゾンビが現れ、彼女の行く手を塞いだ。

「きゃぁぁぁ! 来ないでぇ!」

 叫びながら後退する聖奈。しかし、個室のドアからはがれたトイレの清潔利用を呼びかける貼り紙で足を滑らせ、尻餅をついてしまった。そんな彼女ゾンビが肉薄し、食い殺そうと手をのばしてきた。
 もうダメだ、と思い聖奈はぎゅっと目を閉じる。

「聖奈さん!」
「聖奈!」

 そこへ、彼女の悲鳴を聞いたのび太と咲夜が入ってきた。

「聖奈さんに手を出すなぁ!」

 二体のゾンビの姿を確認したのび太は、すぐさまハンドガンを構えて発砲。二発の弾丸をゾンビたちの後頭部に叩き込み、瞬く間にこれらを排除した。

「聖奈! 大丈夫!?」
「咲夜……はい、大丈夫です。のび太君のおかげで命拾いしました。あ、ありがとうございました///」
「いえいえ、当然のことをしたまでですよ」

 咲夜に助け起こされながら、聖奈はのび太に礼を言った。のび太は左手で頭をかき、多少ニヤけながら謙遜した。美人の生徒会長から感謝されて、のび太も満更でもないようだ。この時、聖奈の頬が赤みを帯びていたのだが、のび太はそのことに気づいてはいなかった。
 その後聖奈が水道で手を洗い、それが終わると三人は改めて探索を始めるため、女子トイレを後にした。