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伝説の超ニート トロもず
伝説の超ニート トロもず
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ドラクエ:Ruineme Inquitach 記録011

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自分と英語で言葉を交わしたと思ったら、次の瞬間には未知の言語で未知の人物たちと会話している。ワンはますます混乱した。

「まいいか、言葉わかんなくても雰囲気で。よう、初めまして。よろしくな!」

「・・えっ・・・あの、えっと・・・・・・どうも・・・・」

レックが笑顔で手を差し出すと、ワンは恐る恐る応じて握手をした。

「あはは、なんだか新鮮だねえ。ソロ君の顔でこんなにおどおどされると」

「不思議だよな。なんかあんまり、同じ顔に見えないっていうか・・・ソロはほぼ常に目ぇ半開きだもんな」

「そんなことないだろ」

「・・なあ、なぜ彼を呼んだんだ?ただ挨拶をさせるためじゃないんだろ?」

アレルの問いに、ソロは頷いて答える。

「ああ。今から話そうと思っていたところだ」
――――――――――――――――――
――――――――――――


「よし。じゃあ今から俺が言うことを英語に訳して言ってみろ。いいな?・・へんじがない、ただのしかばねのようだ」

「・・・・返答が存在していません、それはただ遺体であるように思われます」

「・・お前何言ってんの?」

クロウ博士が思わずツッコミを入れた。ワンは苦笑いしてから困り顔でソロを見る。

「だいたいあってる。次。おおアレル!しんでしまうとは なんと いなかものじゃ!」

「・・エジンベア王?久しぶりに聞いたなそのセリフ」

「言われた事あるんですか!?」

「田舎者を何だと思ってるんだその王様は」

・・彼らの会話を聞きながらワンは困惑しつつ少しの間考え・・・

「・・・・おおアレル、死亡・・済み・・したことの原因としてどれほどまでの未開拓地出身者・・・?」

「惜しいなあ。次。てめえみたいなガキは一晩泊まっていきやがれ」

「・・・てめえ様クソ子供は一晩、宿泊していきやがりなさい」

「なあお前さっきから何言ってんの?マジで」

「いえ、あの・・・練習です、言葉の。彼が言った言葉を英語に翻訳しているのですが、どうもうまくできなくって・・・」

「・・素直に直訳しすぎなんじゃないのか?文章として意味不明だぞ」

「いや、意味とニュアンス自体はあってるんだ。繋ぎ方と言葉選びの問題でな」

「あってるならあってるでお前のチョイスおかしいだろ。もっとまともな言葉にしろよ」

「気にすんな、勉強だから難しいほうがいいんだよ。・・・次、ゆうべはおたのしみでしたね」

「ギクッ」

「・・アレフ、どうかしたか?」

「・・昨晩はお楽しみだったご様子ですね」

「完璧!」

「何だ今の意味深な文章は!?」

「6歳に変なこと言わせるな!」

「まあまあ。次だ。ぷるぷる ボクわるいスライムじゃないよ!」

「・・・・・・・。・・・・・・すみません、よく意味が分かりません」

「つまんねえなあ。一昔前のポンコツ翻訳アプリみたいな面白いの期待してんのに」

「そんな・・・ひどい・・・」

「ビクッ」

「アレフどうしたんだ?さっきから」

「お前真面目にやる気ないんかい」

「バレたか。ま、ちょっとばかりおかしな言葉遣いにはなるが意思疎通するのに支障がないレベルにはなったな。よおし、じゃ次はお待ちかねの戦闘訓練だ」

「・・お待ちかねなのですか?私は初耳ですが・・・」

背伸びをして立ち上がったソロにつられてかワンも立ち上がる。

「君は彼らの戦いぶりを見ていないからピンと来ないかも知れないね。まずは見学がいいだろう。彼らの身体能力と魔法の力を見せてもらうといい」

「・・魔法の力・・・?」

「そうだな。最初は目で見た方が理解もしやすい。泥まみれになって転げまわるのはそれからだ、覚悟しとけよ」

「えっ・・・・は、はい・・・・」


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