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同調率99%の少女(6) - 鎮守府Aの物語

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「西脇さん、約束してください。光主さんやこれから艦娘になるかもしれない子供たちをどうかその一番身近な立場の人間として、あなたの権威や権力でもって守ってあげて下さい。そしてこれから艦娘になるであろう人には、きちんとその目的を理解し意欲のある子たちだけを迎え入れて下さい。そうでないと後々つらくなるのはその子らだけでなく直接の責任者である西脇さん、あなたもなのですよ?」
「は、はい……。」
 提督は30をすぎてまさか学校の先生から叱咤されるとは思わず、額の汗を拭いつつ頼りなさげな声で返事をするしかできなかった。

 校長は那美恵、そして那美恵の近くによっていた三千花の方を向いて二人にも叱咤する。
「光主さん。学校の生徒会の仕事も普段の学生生活も大変でしょうけど、あたなが選んで進む道だからしっかりやり遂げるのですよ? 弱音は吐くのはかまいません。でもそれは、もっとも心から信頼できる人の前でだけになさい。あなたの普段のキャラクターは、そうではないのでしょ?」
「あー、エヘヘ。はい。」
 普段の自分を見透かされたかのように言われ、那美恵は困り笑いしかできないでいた。校長はニッコリと微笑んで那美恵を見、そして次は三千花に視線を移した。

「……それから中村さんでしたか。」
「はい。」
「副会長として、会長の補佐引き続きよろしくおねがいしますね。光主さんが安心して艦娘として戦えるよう助けてあげて下さい。」
「はい。わかりました。なみえとは親友ですので、もとよりそのつもりです。」
 そういう三千花の目は、強い意志が見て取れる引き締まった表情の一部であり、凛々しいものになっていた。三千花が那美恵の親友だということを知ると、校長はニコっと笑い三千花に言った。
「そうでしたか。光主さんのお友達でしたか。でしたらそれ以上は申しません。きっとわかっているでしょうから。」
「あの……校長先生のお話、大変感銘を受けました! だから、私は校長先生のように那美恵のしてきたこと、これからすることを、周りの人に伝えていこうと思います。」
 三千花から決意を聞くと、校長は静かに頷いた。

 そして校長は提督の方に視線を戻し、提督に再び依頼の言葉を発した。
「改めまして西脇さん。わが校と提携していただけますよう、よろしくお願い致します。」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。」

 提督と校長は強く握手をし合った。