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「ふん！　くたばりぞこないめが、今更何をしに現れた！？　まさかこのデュラハンを倒そうなどと考えているのではあるまいな……？」
　デュラハンは偉ぶって見せるが、大きな動揺は隠しきれていない。
　ふと、ロビンは左手を上げた。
「ふおっ！？」
　デュラハンは思わず怯んでしまう。
『キュアベスト・オール！』
　ロビンはエナジーを発動した。大地の力を自身の体へと集め、周囲に拡散させた。
　きらきらと粉雪のように降りかかる大地の力は、メアリィのエナジーほどの回復力は持たないものの、ガルシア達に体力を回復させた。
「ロビン……？」
「みんな……」
　ロビンは初めて口を開く。
「来るのが遅くなって悪かった。よく耐えた、よくここまで持ちこたえてくれた。今放ったエナジーで、体の傷は少し楽になったはず」
　ロビンは担いでいたソルブレードの切っ先を、デュラハンへと向けた。デュラハンはロビンの一挙手一投足に驚いてしまう。
「……後はオレに任せて休んでいてくれ。デュラハンは、このオレが必ず倒す！」
　ロビンはソルブレードを両手で構え、デュラハンと対峙した。