帰る場所 弐
「そ、そんなんじゃないネ!!ただ、お前らのいない江戸は...なんか足んなくて、つまんないヨ」
「......お前は、兄貴を連れ戻したら、自分の故郷に帰んのか?」
神楽の言葉に対し、沖田は少し怒ったような、淡白なようなそんな口調で問いかけた。神楽は驚いて、沖田を見る。少し寂しそうな顔で、俯いた沖田。考えてもいなかった問いに、動揺し、沖田の表情にも動揺しているようだ。元々、帰ることが目的で万事屋として働いていた、それなのにいざ帰るのか?と聞かれたとき、真っ先に、『帰りたくない』と言う言葉が思い浮かんでしまった。
海坊主に帰ろうと言われたときも、今、帰んのか?と目の前の男に聞かれたときも、それは、もうこの地球が、江戸が、今の神楽にとって無くてはならないものになっていたから。
万事屋として、生きることを、仲間たちと生きることを心から望んでいるからだ。
「分かんないネ、でも私は............『帰りたくない』......」
「そうかい、なら、俺と決着つけるまでは.............俺達がまた江戸に帰ってくるまでは帰るんじゃねぇ!もし、帰ってみやがれ、不戦勝扱いで、俺の勝ちにしてやる」
「ふん!そんな事なんねぇよ!コテンパンにしてやるネ!!」
いつもの調子で始まった口喧嘩、神楽と沖田はどこか楽しそうで、どんちゃんどんちゃん騒いでいる銀時たちの声に混ざっていた。その喧嘩声はいつしか笑い声に変わっていて・・・
「はぁ~、やっぱりお前がいないとつまんないネ」
「あぁ?ッふん、そりゃこっちのセリフでィ。まさか、てめぇと喧嘩すんのが日常不可欠んなっちまうとはねぇ・・・」
決戦まであと一日、残された時間をどのように過ごそうか、何をしようか。それに浮かぶ月と星々が見下ろすしたで初めて笑いあった2人の目には何を写すのか・・・
第二幕しゅu・・・「ってまてこらーーーー!!!!」
ショート劇場
作)「なんだよぱっつあん、いきなり叫ぶんじゃねぇやい」
「いやいやいやいやいやいやいや!!!!!!おかしいだろ!!なんで第二幕終わったのに僕のセリフが第一幕のしょっぱなの一言しかないんですかぁ?!」
「それはしょうがないアルヨ、新八。お前は使いにくいキャラね。特にこの物語においてはな」
「!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?そ、そ、んな・・・・」
作)「つうこった。悪く思うなぱっつあん。何分作者は沖田と神楽さえかければそれでいいんだよ!!あと神威~♪てかもうそれ以外どうでもいい・・・」
「うわーこの人サラッとすごいこと言ったよ!確実に本心言ったよこの人ぉ~!!!!!!」
はい、すいません!とんだ茶番劇でしたね・・・いや、まぁ、あの・・・どうでもいいわけではないんですが・・・でも新八の出番なさすぎなのは考えようだなうん。次はちゃんとだす。そのはずだ!!
お粗末さまでした!!!!
第二幕 終 第三幕へ続く・・・