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機動戦士ガンダムRSD 第19話 見えない真実

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ファントムペインは、α艦隊壊滅艦隊と合流すべくディオキア基地に入港しようとしていた。
「こちらディオキアポートコントロール。
ミネルバ、ガーティー・ルーアプローチそのまま。
貴艦らの入港を歓迎する」
 2隻は、無事入港した。
「ありがとう、コントロール」
 ミネルバのブリッジでは、マリク軍曹が感謝の言葉を述べた。
皆は、席を立った。
「ディオキアか。
綺麗な街ですよね。
なんだかずいぶんと久しぶりですよ、こういう所は」
 アーサー副艦長は、タリア艦長と共にタラップを歩きながら街の美しさに見とれていた。
「海だの基地だの山の中だのばかり来たものね。
少しゆっくりできたらみんなも喜ぶわね。
でもこれは、何のかしら?」
 基地では、兵士たちがステージ前に集まっておりさらに基地を囲むフェンス越しにも民間人が多く集まっていた。
「なんでしょうね一体」
 アーサー副艦長もその異様な光景に圧倒されていた。
その時「Quiet Night」が流れ白いガスが放出されそれが消えるとステージ上にラクスが現れた。
ラクスが現れると皆の興奮は、最高潮に上がった。
上空には、連絡用ジェットファンヘリでSPと共に搭乗したデュランダル大統領がいた。

             ※

 それは、ミネルバのリクリエーションルームでも映った。
それに皆が気付き興奮した。
しかしアスラン中将は、驚きと戸惑いが隠せなかった。

             ※

 ラクスは、ステージ上で「Quiet Night」を歌っていた。
皆は、歌声に聞きほれていた。
 ステージの脇では、新型量産機のグフ・イグナイテッドがいた。
そしてコックピットからパイロットのハイネ・ヴェステンフルス大佐が降りてきた。
降りると出迎えの兵士が敬礼した。
ハイネ大佐も敬礼で返した。
そしてステージの方を見たが興味がないのか連絡用ジェットファンヘリの方へ歩いて行った。
連絡用ジェットファンヘリからデュランダル大統領が降りるとハイネ大佐が近寄り敬礼した。

              ※

 ステージでは、ラクスが歌い続けており皆が彼女の歌声に魅了されていた。
 それは、フェンス越しにいた民間人も同じで何人かはカメラで彼女の姿を撮影していた。

              ※

 ミネルバのクルーも上陸しステージの近くまで来ていた。
ヴィーノ兵長とヨウラン兵長は、興奮しステージ前の人込みに入り何とか前へ行こうとしていた。
それを見たシン中尉は、ばかばかしい感じていた。
アスラン中将も両隣にホーク姉妹を引きつれて離れた場所からステージを見ていた。
そしてヴィーノ兵長とヨウラン兵長の会話を思い出していた。
「ご存知なかったんですか?
御出になること」
 そのとき不意にルナマリア少尉が声をかけてきた。
「まあ」
 アスラン中将は、歯切れが悪く答えた。
「ちゃんと連絡取り合っていられる状況じゃなかったですもんね。
きっとお2人とも」
 ルナマリア少尉がフォローを入れた。
「まあ、うん」
 アスラン中将は、どう答えていいかわからず中途半端に言った。
その時メイリン軍曹に人がぶつかった。
そのはずみでアスラン中将の腕に抱き着く形になってしまった。
「すみません。
誰かにぶつかられて」
 メイリン軍曹がアスラン中将にすぐに謝った。
それを見たルナマリア少尉は、むっとなった。
また近くを兵士が全力疾走で走って行った。
「ここは、危ないな。
向こうへ行こう」
 そういうとアスラン中将は、メイリン軍曹だけをつれてその場を離れた。
ルナマリア少尉は、メイリン軍曹にライバル心を燃やしついて行った。
「いいんですか?
見なくて」
 その時不審に思ったシン中尉が声をかけた。
「大丈夫だ。
俺は、素のラクスを知ってるから」
 アスラン中将は、許嫁の立場にあることを改めて言ってその場をしのいだ。
 タリア艦長は、アーサー副艦長と共に人込みの近くでライブを見ていた。
その時タリア艦長は、デュランダル大統領がいるのに気付いた。
デュランダル大統領も気付き軽く会釈をした。
タリア艦長は、デュランダル大統領が何を考えているかわからずちょっと不気味に感じた。
「いや、ほんとにこれは運がいい」
 アーサー副艦長は、デュランダル大統領に気付かずステージ上のラクスに夢中だった。
「全く」
 タリア艦長は、政治のどす黒さに反吐が出そうでその場を去った。
アーサー副艦長は、タリア艦長が何を言わんとしてるか分からなかった。
 ラクスの歌が終わるとファンのどよめきが基地全体を包んだ。
「ありがとうございます。
わたくしもこうして皆様とお会いできて本当に嬉しいですわ」
 ラクスは、ファンの人々に声をかけた。
するとファンのどよめきは、さらにヒートアップした。
「勇敢なる地球軍兵士の皆さん。
コーディネイターの平和のためにがんばりましょう。
そしてディオキアの街の皆さん」
 ラクスは、街の住民たちにも声をかけた。
瞬間街の住民たちがどよめいた。
「一日も早く戦争が終わるようわたくしも切に願って止みません。
その日のためにみんなでこれからも頑張っていきましょう」
 ラクスは、街の住民たちを鼓舞した。
その言葉に皆が喜んだ。

             ※

 ドゴス・ギアでは、アイゼッター少尉とキグナン少尉が空腹と戦っていた。
「腹減った」
 アイゼッター少尉の腹の虫が鳴った。
「ああ、やっぱり昼休み前が一番腹が減るな」
 キグナン少尉は、この時間帯が魔の時間帯だと考えていた。
「早くお昼になればいいのに。
そしたら腹いっぱいに食えるのに」
 アイゼッター少尉は、早く昼になるよう切に願っていた。

             ※

 ディオキア基地でのラクスの慰安ライブは、ユーラシア連邦のファントムペインも見ていた。
「やれやれだな」
 スティング少尉は、興味なさそうに車の運転席に乗った。
後部座席には、アウル少尉がいて助手席にはステラ少尉が乗っていた。
スティング少尉は、車を発進させ街に向かった。
「ほんとなんか楽しそうじゃん、大西洋連邦は。
それで結局俺らってまだあの艦隊を追うの?」
 アウル少尉は、ユーラシア連邦にはラクス・クラインのような国民的アイドルがいないため少し嫉妬し今後の動きをスティング少尉に聞いた。
「そうだろうな。
ネオは、その気だな。
俺達にとって重要なのは、この戦争の行く末とかじゃない。
ようは、やれるかやられるかだけだからな」
 スティング少尉は、世界の行く末より自分たちの生死を心配していた。
「まあね」
 アウル少尉も否定は、しなかった。
車は、海が見える道路に出た。
ステラ少尉が海に気付き笑顔になった。
「なのにここんとこずっと黒星だろ?
あの艦隊に関しては」
 スティング少尉が最近の戦況を言った。
「負けてはいないぜ」
 アウル少尉が「負け」の言葉に強く反応した。
「勝てなければ負けなんだよ、俺達は。
やれなければな。
解ってるだろ?」
 スティング少尉の言葉にアウル少尉は、反論できなかった。
ステラ少尉は、2人の会話が耳に入ってないのか海に夢中だった。
「ファントムペインに負けは許されない」