桃太郎対プリキュア
桃太郎 対 プリキュア
マックスハート編
その時、なぎさはラクロスの練習の帰路であった。ほのかはまだ学校にいるらしい。科学部の研究がはかどっているようだ。ベローネ学院は今日も何もなく平和に夕方を迎えていた。
しかし、この街に一人の影が。そう、桃太郎である。桃太郎は民家を破壊し、車でボウリングをした。
そして、居酒屋に入ると、「ピーチリキュールを出せい!」
と、酒を堪能した。桃太郎が帰ろうとすると、従業員はあわてて、「お客様お代をの方を」
バキッ!店員が倒れてしまった。
「1円…」
すると、店の奥から刺青とサラシを巻いた従業員や、スキンヘッドで眉毛がなく、拳銃を持った客が一斉に桃太郎に殴りかかった。
「2円、3円、4円、5円、6円…」
そして桃太郎は店長の胸ぐらを胸ぐらをつかみ、「勘定はいくらだ?」
と尋ねると、
「は…はい、6円をたしかに受け取りました。」
街の騒ぎを聞きつけたなぎさは、学校に走った。理科室の扉を勢いよくあけて、
「ほのか!街で変な奴が暴れてる。ドツクゾーンかもしれない」
これを受け、ほのかもまた現場に向かうことになった。
「ドツクゾーンの気配はないメポ。」
メップルはこういうが、実際に街は危ない。
「メップル、ミップル、力を貸して!」
なぎさとほのかは手をつなぎ、叫んだ!
「デュアルオーロラウェーブ!!」
ふたりは現場に急ぐのであった。
「ひかり、ソース買ってきてくれない?」
ひかりと呼ばれた少女はなぎさたちの1学年したの少女である。アカネに頼まれてソースを買いに行くとひとりの男が街を阿鼻叫喚の巷にしていた。
「ポルン!」
「わかってるポポ。変身するポポ!」
「ルミナス!シャイニングストリーム!」
ひかりのすがたは、黄色を基調とした、可愛らしい姿に変身した。
颯爽と、桃太郎に飛びかかるが、桃太郎は振り向きもせず、片手でルミナスに裏拳見舞った。体勢を立て直し、ルミナスは桃太郎をめがけて、
「ルミナス・ハーティエルアクション」
虹色の光が桃太郎を包み込む。これを受けた以上相手は、身動きがとれなくなる。基本的に、この技をかけた敵をプリキュアが倒すのだが、桃太郎は、何事もなかったように首だけふりむいた。
「そこの童、面白い技を使う。」
桃太郎は光包まれて動けないはずなのに、重みのある足取りでルミナスに近づいてくる。
「ウソ…」
普段冷静なルミナスの顔が恐怖に引きつった。
そこに、黒い影が、桃太郎の顔面に蹴りを入れた。しかし、桃太郎はぴく襟とも動かなかった。
「光の使者、キュアブラック!」
「光の使者、キュアホワイト!」
ブラックの登場は実に感動的であったが、桃太郎の顔面に蹴りを入れても、桃太郎は、表情一つ変えず微動だにせず、ガードすらせずに、キュアブラックを止めてしまった。
「闇の力のしもべ達よ。」
「とっととお家に帰りなさい」
桃太郎のこの名乗り口上を見届け、腕を組んで佇んでいる。
キュアブラックが桃太郎に立ち向かった。
「あんた、ドツクゾーンじゃないの!?」
キュアブラックがなおも拳を連打する。
「我は力を求めるのみ」
「ダダダダダダッ」
なぎさの猛攻撃はなお止まない。しかし、
「遅い。遅すぎる。」
なぎさは両腕両足、全身を使って桃太郎に打ち込んでいく。しかし、悲しいかな、桃太郎は腕一本で全てを捌いてしまう。
だが、桃太郎の動きを先回りしてホワイトが桃太郎を投げることに成功した。
距離をとったふたりは、手をつなぎ叫ぶ!
「ブラックサンダー!」
「ホワイトサンダー!」
「プリキュアの美しき魂が」
「邪悪な心を打ち砕く!」
そして二人同時に技を発動!
「プリキュアマーブルスクリュー!マックス!!」
桃太郎は両腕で抱き抱えるように防ぎ、マーブルスクリューをあらぬ方向へ吹き飛ばしてしまった。ひかりの光球をブラックとホワイトにぶつけて、ふたりは重症を負った。ルミナスは、一瞬で相手を全身打撲にする、瞬獄殺という技の前に倒れてしまった。救急車の音が街中に響く。彼女たちは四葉病院に担ぎ込まれた。
スプラッシュスター編
夕凪中のソフトボール部。今日も咲は絶好調なり。それを優しい目でスケッチするのは舞だ。日が暮れてふたりは一緒に帰路に着く。
「舞、うちに来なよ。パンでも食べていってさ!」
「ありがとう。咲はやっぱりコロネかしら?」
実に平和でのどかな景色である。
しかし、二人の前に一人の影があった。桃太郎である。相変わらずの強烈な殺気は咲と舞を戦慄させる…。
二人は手をつなぎ、叫んだ。
「デュアルスピリチュアルパワー!」
「聖なる泉を汚すものよ、」
「アコギな真似はおやめなさい!」
変身が完了し、フラッピが叫ぶ。
「ダークフォールより邪悪な力ラピ!」
先に動いたのイーグレットだ。ブルームは桃太郎の動きを見極めるべく、距離を取る。
しかし、ブルームの目に映ったのは…いや。まばたきする前に見たのはイーグレットが桃太郎に拳を突き出すところ。まばたきしたあとに見たのは、グッタリ倒れるイーグレットの姿だった。
…桃太郎は!?
右、左、後ろ…。いない。
ふと上を見たとき、ブルームは気絶した。
桃太郎のこの技は普通なら、脳天ををも砕く。守備力が高いプリキュアだからこそ気絶で済んだのだ。二人は四つ葉病院に運び込まれた。
プリキュアファイブ編
生徒会長の家でくつろぐ6人の姿があった。
夢原のぞみ、夏木りん、春日野うらら、秋元こまち、水無月かれん、美々野くるみである。
この6人はプリキュアファイブと呼ばれている。プリキュア5人と、ミルキーローズの6人の実力はなかなかに高い。
先日、エターナルを壊滅させた彼女らはかれんの家か、ナッツハウスを拠点にしていた。
街の方で轟音が鳴り響く。エターナルもナイトメアも無き、今誰が平和を脅かしているのか?いまはどうでもいい。6人は街に急いだ。
「プリキュア!メタモルフォーゼ!」
「スカイローズ・トランスレイト」
6人が変身した!
「大いなる希望の力!キュアドリーム!」
「情熱の赤い炎!キュアルージュ!」
「弾けるレモンの香り!キュアレモネード!」
「安らぎの緑の大地!キュアミント!」
「知性の青き泉!キュアアクア!」
「青いバラは秘密の印!ミルキィローズ!」
「希望の力と未来の光!華麗に羽ばたく5つの心!YES!プリキュア5!」
桃太郎は、死体を引きずりながら、ハンバーガー屋から出てきた。どうやら、チーズバーガーを食べているようだ。桃太郎は食べながら、手を突き出し、人差し指をチョイと手前に揺らす。
「プリキュア、ファイヤーストライク!」
ルージュの放った火の球が桃太郎をおそう。しかし、桃太郎はまだ、ハンバーガーを食べながら、片手で捕まえ、投げ返した。ミントが狙われている。
「プリキュア、エメラルドソーサー!」
火の玉は天高く飛び上がり彼方へ消えた。
「プリキュア・サファイア・アロー」
すかさず、アクアが桃太郎に必殺技を浴びせる。しかし、桃太郎は、高速の回転蹴りでサファイアアローを弾いてしまった。ハンバーガーは形もくずれない。圧倒的な強さだ。
食べ終わると、
「プリキュアプリズムチェーン!」
レモネードの必殺技が桃太郎を確実にとらえた!
マックスハート編
その時、なぎさはラクロスの練習の帰路であった。ほのかはまだ学校にいるらしい。科学部の研究がはかどっているようだ。ベローネ学院は今日も何もなく平和に夕方を迎えていた。
しかし、この街に一人の影が。そう、桃太郎である。桃太郎は民家を破壊し、車でボウリングをした。
そして、居酒屋に入ると、「ピーチリキュールを出せい!」
と、酒を堪能した。桃太郎が帰ろうとすると、従業員はあわてて、「お客様お代をの方を」
バキッ!店員が倒れてしまった。
「1円…」
すると、店の奥から刺青とサラシを巻いた従業員や、スキンヘッドで眉毛がなく、拳銃を持った客が一斉に桃太郎に殴りかかった。
「2円、3円、4円、5円、6円…」
そして桃太郎は店長の胸ぐらを胸ぐらをつかみ、「勘定はいくらだ?」
と尋ねると、
「は…はい、6円をたしかに受け取りました。」
街の騒ぎを聞きつけたなぎさは、学校に走った。理科室の扉を勢いよくあけて、
「ほのか!街で変な奴が暴れてる。ドツクゾーンかもしれない」
これを受け、ほのかもまた現場に向かうことになった。
「ドツクゾーンの気配はないメポ。」
メップルはこういうが、実際に街は危ない。
「メップル、ミップル、力を貸して!」
なぎさとほのかは手をつなぎ、叫んだ!
「デュアルオーロラウェーブ!!」
ふたりは現場に急ぐのであった。
「ひかり、ソース買ってきてくれない?」
ひかりと呼ばれた少女はなぎさたちの1学年したの少女である。アカネに頼まれてソースを買いに行くとひとりの男が街を阿鼻叫喚の巷にしていた。
「ポルン!」
「わかってるポポ。変身するポポ!」
「ルミナス!シャイニングストリーム!」
ひかりのすがたは、黄色を基調とした、可愛らしい姿に変身した。
颯爽と、桃太郎に飛びかかるが、桃太郎は振り向きもせず、片手でルミナスに裏拳見舞った。体勢を立て直し、ルミナスは桃太郎をめがけて、
「ルミナス・ハーティエルアクション」
虹色の光が桃太郎を包み込む。これを受けた以上相手は、身動きがとれなくなる。基本的に、この技をかけた敵をプリキュアが倒すのだが、桃太郎は、何事もなかったように首だけふりむいた。
「そこの童、面白い技を使う。」
桃太郎は光包まれて動けないはずなのに、重みのある足取りでルミナスに近づいてくる。
「ウソ…」
普段冷静なルミナスの顔が恐怖に引きつった。
そこに、黒い影が、桃太郎の顔面に蹴りを入れた。しかし、桃太郎はぴく襟とも動かなかった。
「光の使者、キュアブラック!」
「光の使者、キュアホワイト!」
ブラックの登場は実に感動的であったが、桃太郎の顔面に蹴りを入れても、桃太郎は、表情一つ変えず微動だにせず、ガードすらせずに、キュアブラックを止めてしまった。
「闇の力のしもべ達よ。」
「とっととお家に帰りなさい」
桃太郎のこの名乗り口上を見届け、腕を組んで佇んでいる。
キュアブラックが桃太郎に立ち向かった。
「あんた、ドツクゾーンじゃないの!?」
キュアブラックがなおも拳を連打する。
「我は力を求めるのみ」
「ダダダダダダッ」
なぎさの猛攻撃はなお止まない。しかし、
「遅い。遅すぎる。」
なぎさは両腕両足、全身を使って桃太郎に打ち込んでいく。しかし、悲しいかな、桃太郎は腕一本で全てを捌いてしまう。
だが、桃太郎の動きを先回りしてホワイトが桃太郎を投げることに成功した。
距離をとったふたりは、手をつなぎ叫ぶ!
「ブラックサンダー!」
「ホワイトサンダー!」
「プリキュアの美しき魂が」
「邪悪な心を打ち砕く!」
そして二人同時に技を発動!
「プリキュアマーブルスクリュー!マックス!!」
桃太郎は両腕で抱き抱えるように防ぎ、マーブルスクリューをあらぬ方向へ吹き飛ばしてしまった。ひかりの光球をブラックとホワイトにぶつけて、ふたりは重症を負った。ルミナスは、一瞬で相手を全身打撲にする、瞬獄殺という技の前に倒れてしまった。救急車の音が街中に響く。彼女たちは四葉病院に担ぎ込まれた。
スプラッシュスター編
夕凪中のソフトボール部。今日も咲は絶好調なり。それを優しい目でスケッチするのは舞だ。日が暮れてふたりは一緒に帰路に着く。
「舞、うちに来なよ。パンでも食べていってさ!」
「ありがとう。咲はやっぱりコロネかしら?」
実に平和でのどかな景色である。
しかし、二人の前に一人の影があった。桃太郎である。相変わらずの強烈な殺気は咲と舞を戦慄させる…。
二人は手をつなぎ、叫んだ。
「デュアルスピリチュアルパワー!」
「聖なる泉を汚すものよ、」
「アコギな真似はおやめなさい!」
変身が完了し、フラッピが叫ぶ。
「ダークフォールより邪悪な力ラピ!」
先に動いたのイーグレットだ。ブルームは桃太郎の動きを見極めるべく、距離を取る。
しかし、ブルームの目に映ったのは…いや。まばたきする前に見たのはイーグレットが桃太郎に拳を突き出すところ。まばたきしたあとに見たのは、グッタリ倒れるイーグレットの姿だった。
…桃太郎は!?
右、左、後ろ…。いない。
ふと上を見たとき、ブルームは気絶した。
桃太郎のこの技は普通なら、脳天ををも砕く。守備力が高いプリキュアだからこそ気絶で済んだのだ。二人は四つ葉病院に運び込まれた。
プリキュアファイブ編
生徒会長の家でくつろぐ6人の姿があった。
夢原のぞみ、夏木りん、春日野うらら、秋元こまち、水無月かれん、美々野くるみである。
この6人はプリキュアファイブと呼ばれている。プリキュア5人と、ミルキーローズの6人の実力はなかなかに高い。
先日、エターナルを壊滅させた彼女らはかれんの家か、ナッツハウスを拠点にしていた。
街の方で轟音が鳴り響く。エターナルもナイトメアも無き、今誰が平和を脅かしているのか?いまはどうでもいい。6人は街に急いだ。
「プリキュア!メタモルフォーゼ!」
「スカイローズ・トランスレイト」
6人が変身した!
「大いなる希望の力!キュアドリーム!」
「情熱の赤い炎!キュアルージュ!」
「弾けるレモンの香り!キュアレモネード!」
「安らぎの緑の大地!キュアミント!」
「知性の青き泉!キュアアクア!」
「青いバラは秘密の印!ミルキィローズ!」
「希望の力と未来の光!華麗に羽ばたく5つの心!YES!プリキュア5!」
桃太郎は、死体を引きずりながら、ハンバーガー屋から出てきた。どうやら、チーズバーガーを食べているようだ。桃太郎は食べながら、手を突き出し、人差し指をチョイと手前に揺らす。
「プリキュア、ファイヤーストライク!」
ルージュの放った火の球が桃太郎をおそう。しかし、桃太郎はまだ、ハンバーガーを食べながら、片手で捕まえ、投げ返した。ミントが狙われている。
「プリキュア、エメラルドソーサー!」
火の玉は天高く飛び上がり彼方へ消えた。
「プリキュア・サファイア・アロー」
すかさず、アクアが桃太郎に必殺技を浴びせる。しかし、桃太郎は、高速の回転蹴りでサファイアアローを弾いてしまった。ハンバーガーは形もくずれない。圧倒的な強さだ。
食べ終わると、
「プリキュアプリズムチェーン!」
レモネードの必殺技が桃太郎を確実にとらえた!
作品名:桃太郎対プリキュア 作家名:peacementhol