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桃太郎対プリキュア

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しかし、桃太郎はゆっくりと、チェーンをブチブチ切り刻み、光の玉を投げつけた。
後ろから、ドリームが
「プリキュアシュイーティングスター!」
桃太郎の背中を捕まえた。
ゴスッ!
桃太郎は微動だにせず、振り返り、背中にぶつかって、倒れこむドリームの胸ぐらをつかみ、瞬獄殺を見舞った。
「のぞみ!!」
ルージュが猛烈な勢いで桃太郎に突進。ミントもそれに続く。二人の攻撃を簡単にさばく。
レモネードが再びプリズムチェーンで捉えようと試みるも、早すぎて捉えられない。アクアが、サファイアアローで、桃太郎の動きを制限させようとしても、味方を盾にされる場合がある。
下手に手が出せない。そこで、レモネードとアクアも格闘に参加した。
桃太郎は格闘が最も得意である。
結局ドリーム含む、5人は善戦むなしく、桃太郎の前に敗れ去った…。
ミルキーローズは桃太郎の圧倒的な力の前に屈したのではない。
ミルキーローズは直ちに5人を四つ葉病院に連れて行った。

   フレッシュ編
 クローバータウンストリートの公園の一角にのどかな景色があった。4人の少女が、ドーナツを片手に語らっている。
「はい、新作のマスタードーナツだよ。おじさん、がんばっちゃったよ。グハ!」
カオルちゃんのドーナツは巷では評判のドーナツ屋である。
異世界の国家、ラビリンスを平和にした4人のうちの一人、せつなはラビリンス出身である。残る3人は、桃園ラブ、蒼乃美希、山吹祈里の三名だ。
ダンスやプリキュアの修行に貢献したミユキは現在は仕事中だ。
さて、桃太郎は出始めにクローバータウンストリートの看板を破壊した。付近住民が止めにはいるが…
「1円、2円、3円、4円…」
4人が息を引き取った。そして、見ていた住民に向かって、
「弁償はいくらだ?足りぬか!」
そういうと直ちに住民は逃げ出し、桃園家に走った。

まもなく、ラブを見つけ出した住民は息も絶え絶えにラブに言った。
「ラブちゃん!大変だ!変なヤツが暴れてるんだ!」
それを聞いた4人は即座に変身する。
「チェインジプリキュア、ビートアップ!」
「ピンクのハートは愛あるしるし、もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」
「ブルーのハートは希望のしるし、つみたてフレッシュ、キュアベリー!」
「イエローハートは祈りのしるし、とれたてフレッシュ、キュアパイン!」
「真っ赤なハートは幸せのあかし、うれたてフレッシュ、キュアパッション!」

そこに桃太郎はたたずんでいた。恐ろしいまでの殺気はノーザやクラインの比ではない。

「速攻でいくよ…」
「プリキュア、ラブサンシャイン…」
「プリキュア、エスポワールシャワー…」
「プリキュア、ヒーリングプレアー」
そして、3人の声が揃った!
「フレーッシュ!」
パッションも負けていない。
「プリキュア、ハピネスハリケーン!」
4人の技が桃太郎を…とらえなかった。
桃太郎が全身から、闘気を放出し、4人の技をかき消してしまった。
技が効かない!この事実の前に4人は、肉弾戦しかないと、判断した。
「はああああっ!」
ピーチが猛攻撃するが、桃太郎にはかすりもしない。
そのままピーチの脳天に強烈な肘打ちをかけた。
ベリーが跳び蹴りから桃太郎に挑む。しかし足をつかまれ、地面に叩きつけられ、戦闘不能になった。
パッションが横から桃太郎にかかった。しかし瞬獄殺を食らってしまう。パインは距離を取るため、やや後ろに下がるが、桃太郎がいない。
頭上からクレーターができるほどの破壊力を持つ、桃太郎の必殺の手刀がパインを気絶させた。
クローバータウンストリートに救急車のサイレンが鳴り響く。救急車の行き先は四つ葉病院であった。

   ハートキャッチ編
 そこは開けた丘の上だった。つぼみ、えりか、いつき、ゆりの4人がのんびりしている。
街を一望しながら、えりかがはしゃいでいる。走りまわるえりかの胸元から、コフレが顔を出した。
「えりか、はしゃぎすぎですっ!」
たしなめるが、
「だって、こんなにいいお天気なんだもん!」
実に平和である。
街に一筋の光が差し込み、爆発が起きた。
「なんですか!?シプレ…」
不安そうなつぼみ。
「行くわよ!モタモタしないで!」
ゆりの一声で、4人は街に向かった。

「プリキュア、オープンマイハート!」
4人が変身した!
「大地に咲く一輪の花、キュアブロッサム!」
「海風に揺れる一輪の花、キュアマリン!」
「陽の光浴びる一輪の花、キュアサンシャイン!」
「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」
4人の声がそろう。
「ハートキャッチプリキュア!」
先に動いたのはブロッサムだ。デザトリアンなど話にならない雰囲気を持つ桃太郎に正攻法は無駄だ。パフュームの力を借りる。
「シュシュッと気分でスピードアップ」
信じらんない速さで桃太郎にかかる。
ガガガガガガ。
もはや、ただの殴り合いではない。
「ブロッサム!」
マリンが一声忠告し、
「マリンシュート!」
ブロッサムが、桃太郎を足止めし、マリンシュートが桃太郎にヒット!しかし、桃太郎にはまるで効いていない。
ムーンライトとサンシャインが颯爽と接近戦を仕掛ける。
ムーンライトもサンシャインも変身せずにスナッキーと戦うほど、格闘が強い。そんな二人を桃太郎は難なくさばいてしまう。
「つ…強い。こうなったら…」
サンシャインは桃太郎に払い腰を仕掛け、桃太郎が無防備なところに、サンシャインが桃太郎を固めた。
「見事…。だが、絞めてなんとする?」
桃太郎はゲラゲラ笑っている。「みんな!僕ごとフォルテッシモを使うんだ!」
「サンシャイン!」
「迷っている暇はないわ。」
ムーンライトがクールに言う。「あつまれ、花のパワー!ムーンタクト!」
「花よ輝け!シルバーフォルテウェーブ!」
ムーンライトの技が桃太郎とサンシャインに向かう。
「私たちも…」
ブロッサムが決意する。
「あつまれ花のパワー!」
「プリキュアフローラルフォルテッシモ!」
3人の技が、桃太郎とサンシャインをとらえた!
と思いきや、桃太郎は一瞬でサンシャインの絞めを外し、サンシャインを盾にした。
結果、サンシャインだけが倒れてしまった。それどころか、ブロッサムとマリンがとらえられ、地面に叩きつけられた。
残されたムーンライトは無理に戦わず、桃太郎と対峙した。
「降参はダメかしら?」
ゆりは変身をときながら、言った。
「弱者に用はない。去ねい!」
桃太郎は姿を消した。
ゆりは急ぎ、倒れた3名を四つ葉病院に運びこんだ。

   スイート編
 「聖歌先輩。私のケーキ、どうですか?」
聖歌と呼ばれた少女はスイーツ部の部長である。
「南野さんのケーキはやっぱりいいわね。」
南野奏。彼女はプリキュアである。そして、ひっそりとケーキをつまみ食いするのは…。
「響、何してるの?」
伸びた手がビクリとなった。次の瞬間、ケーキを持ち去り、響は逃げた。
響もまた、プリキュアである。そして、誰かと、肩がぶつかった。
「イタタタ、ごめんなさい、大丈夫?あ、エレン。」
「なんなの響…あ、クリーム。なるほどね…」
第3のプリキュアはエレンだ。放課後は実にのどかである。
作品名:桃太郎対プリキュア 作家名:peacementhol