こらぼでほすと 散歩8
「兄さん、少しはコマシな衣装ってあるんだよな? 」
「おまえがくれたのぐらいでいいか? 」
「あれは夏用。他は・・・いやいい。昨日、買ったのがあるから、あれを着ろ。レストランでディナーの予定だからな。」
「なんちゃって中東料理か? 」
「そうそう、データは今夜には届くと思うから。そこへ行く。」
さっきの昼飯時の話は、すでに実行ミッションに移行していたらしい。まあ、実弟と子猫と食事するのは楽しそうだから、ニールのほうも否やはない。夜食の段取りぐらいはしておけばいいな、と、うんうんと頷いた。
作品名:こらぼでほすと 散歩8 作家名:篠義