同調率99%の少女(11) - 鎮守府Aの物語
「あぁそういうことね。確か職業艦娘って給料出るんだっけ。」
「そうそう。先生は儲かるけど、我らが西脇提督の胃はきゅ〜っとなっちゃうかもね。」
艦娘の展示を経てある程度事情をわかっている三千花が那美恵に確認混じりの相槌を打つ。那美恵は親友の反応に対して、普段誰かをからかうときにするようないやらしい笑顔で頷いた。
一行が鎮守府Aに辿り着いたのは、13時を20分回って少し経つ頃だった。
作品名:同調率99%の少女(11) - 鎮守府Aの物語 作家名:lumis