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同調率99%の少女(11) - 鎮守府Aの物語

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「それじゃあ私、提督呼んできますね。」
 そう言って五月雨は執務室のある3Fへと一人で向かっていった。


 手伝いをしていた時雨は終えると夕立たちの集まる場所に歩いていき、一息つくためにソファーに腰を下ろした。那珂を始め他のメンツもロビーにあるソファーに腰掛けたり、ブラブラ歩いてロビー内や外にある運動場を眺めたりしている。
 那珂は三千花・流留・三戸とおしゃべりをしていたが、側にいたはずの幸がないことに気づいた。辺りを見回すと、本館の裏にある運動場を大きな窓越しに和子と一緒に見ていた。隣にはなぜか不知火もおり、3人揃って黙ってジーっと見ている。

 和子や幸が何かしゃべっていたとしても、二人の元々の声量のせいもあり、那珂と三千花のいる場所からは聞こえない。3人の中では一番積極的にしゃべるし動く和子が隣の幸の方を向いて口を動かす。幸は和子の方をチラッと見てかすかに口を動かす。そののち幸は不知火の方を向き、和子がしたのと同じように何かを口にした。不知火も先ほどの幸と同じように隣を向き、かすかに口を動かす。
 那珂たちのいる位置からはやはり聞こえないが、彼女らなりに何かを楽しんでいる様子だけは那珂も三千花も理解できた。