49 すずらんの微笑み
「・・・せっかくミーチャが譲ってくれたんだ、ベッドへ行こう・・・その、お互いなるべく声は抑えてだな・・・」
「バカ・・・ミーチャ、一度寝たらそう起きないから大丈夫・・・」
「そうか・・・んじゃ安心して乱れるとしよう・・・♪」
「な・・・んもう、アレクセイのエッチ!!」
時を経て再びの・・・恋人たちの甘く熱い夜が始まる・・・ただお互いだけを見つめ、その絡ませた指を手を二度と離すまいと。
二人の再びの誓いを見守ったのは・・・・・ガラス瓶に挿されたすずらんが、微笑むように綻んだ。
作品名:49 すずらんの微笑み 作家名:orangelatte