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機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭

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 オルトロス高エネルギー長射程ビーム砲をガイヤス・ヤに撃った直後敵機が二機に増えた。
「何?」
 それには、ルナマリア少尉も驚いた。
撃てば撃つほど敵機が増えてるように見えた。
「いったい何機なのよ?」
 ルナマリア少尉は、そういうと高度を上げたが完全に包囲されビームライフルの攻撃を回避するのでいっぱいいっぱいだった。
直後ビームが機体をかすめたが致命傷では、なかった。
「包囲されるなんて」
 ルナマリア少尉は、敵の策略にはまった自分に憤慨しながらグゥルのミサイルポッドをガイヤス・ギヤに撃ち攪乱に使った。
しかしガイヤス・ギヤは、ミサイルを巧みに回避しビームライフルで再び攻撃した。

                          ※

「わがクォーテットアタックは、何人たりとも攻略はできないさ」
 赤いザクを攻撃していたアルバート大尉は、撃墜まであと一息だと感じた。
 ペンター中尉は、ジャンヌ・ダルクを攻撃しているウィンダムを背後からビームライフルで攻撃し撃墜した。
「これ以上好きにさせるか」
 ペンター中尉は、一人で母艦を守り切ろうと決心した。

                           ※

 ルナマリア少尉は、4機のガイヤス・ギヤに翻弄されつつも時々ビームキャノンで応戦するものの無駄な抵抗だった。

                          ※

「さすが特殊部隊所属のパイロットだ。
いい腕前だ」
「よくもったとほめてやろう」
「だがこれで終わりだ」
 4機がとどめを刺そうとしたとき背後からビームが飛来した。
「何?」
 4機は、赤いザクを撃墜するのをあきらめ回避した。

                            ※

 ルナマリア少尉の援護に来たのは、レイ少尉だった。
「ルナマリア、手こずりすぎだぞ」
 2機は、お互い背中を預けあった。
「こいつらは、私1人では無理よ」
 ルナマリア少尉は、純粋に敵を称賛した。
「泣き言言うな。
それでもファントムペインの士官か?」
 レイ少尉は、ルナマリア少尉の言葉を泣き言と受け止め叱咤した。
「私がいってるのは、事実よ」
 ルナマリア少尉は、レイ少尉の言葉を心外に受けた。

                           ※

「1機だろと2機だろうと」
 ガイヤス・ギヤ隊は、2機を翻弄し始めた。

                           ※

「な、なんだ?」
 それには、レイ少尉も驚いた。
「これでは、動きにくい。
いったん離れるぞ」
 レイ少尉が提案した。
「いいわ」
 ルナマリア少尉も同意し2機は、いったん離れた。
「こんな奴らは、俺1人でも」
 そういうとレイ少尉は、一機のガイヤス・ギヤに狙いをつけビームライフルを撃ったが回避されビームライフルで反撃された。
ビームは、左足に命中しグゥルから落下した。
「レイ」
 ルナマリア少尉は、ビームキャノンで反撃しながらようやく敵機の動きに慣れてきた。
「だんだん見えてきたわよ。
でもレイがやられる前にできたかった」
 ルナマリア少尉の心は、後悔で支配されていた

                            ※

「死ぬ覚悟がついたか」
 ガイヤス・ギヤ隊は、とどめを刺そうとした。

                             ※

 ルナマリア少尉は、ついに敵機の位置を把握した。
「そこ」
 そこにビームキャノンを撃った。
しかしガイヤス・ギヤは、寸前で回避したため致命傷にはならなかった。

                             ※

「まぐれだ」
 ガイヤス・ギヤ小隊に少なくない衝撃が走った。

                             ※

「今度は、そこ」
 ルナマリア少尉は、そういうとオルトロス高エネルギー長射程ビーム砲をガイヤス・ヤに撃ったがやはり回避され致命傷にはならなかった。

                               ※

「バカな」
 パイロットたちは、この現実を受け止められなかった。

                              ※

 リーン・ホースJr.に取り付いていたダガーLのパイロットは、軍艦への攻撃に夢中になりすぎて2機のガイヤス・ギヤの接近に気づくのが遅れた。
パイロットが気づいた時には、ビームが機体に命中していた。
この攻撃でモビルスーツが一挙に3機も撃墜された。

                              ※

 ジョニー中尉とカレン中尉は、分隊でリーン・ホースJr.に取り付いているダガーLなどの3機を撃墜した。
モビルスーツ隊も気づき弔い合戦なのか全機がガイヤス・ギヤに攻撃目標を変え追撃してきた。
「来た。
うじゃうじゃ来た」
 ジョニー中尉は、その数に驚いた。
「それじゃあ迎撃しますか」
 カレン中尉は、そういうと反撃に移った。
戦いは、乱戦状態だった。
 1機のダガーLがビームライフルの連射でカレン中尉に攻撃してきた。
カレン中尉は、回避し続けた。
「やられるか」
 カレン中尉は、そういうとタッチパネルで武器をビームライフからビームサーベルに替え接近するとダガーLを上下真っ二つに切り撃墜した。
1機のウィンダムは、両翼のミサイルをジョニー機に撃ってきた。
ジョニー中尉は、回避できずにシールドで防いだ。
「やったな」
 そういうとビームサーベルを持たせて接近するとウィンダムのビームライフルを切り破壊した。
ウィンダムは、後方にいたダガーLの援護を受けて後退した。
「ニュータイプの力がコロニー軍の力だと思うな」
 カレン中尉は、そういうと敵の渦中突っ込みビームの火箭を回避し続けた。
時折流れ弾が海面に命中し激しい水柱を作った。

                              ※

 コロニー艦隊と地球・オーブ同盟艦隊は、激しい砲撃戦を繰り広げていた。
しかし両艦隊とも損傷艦は、出なかった。

                              ※

 1機のウィンダムは、アリーナ中尉機にビームライフルを連発していた。
しかしアリーナ中尉は、回避し続けた。
「うっとおしいのよ」
 アリーナ中尉は、ビームライフルで応戦した。
近くにいた別の1機のウィンダムを撃墜することに成功した。

                               ※

 それに小隊長も気づいた。
「退け」
 小隊長は、そう命令すると部下とともに退いた。

                               ※

 アリーナ中尉は、敵が烏合の衆になったのがうれしくて高笑いした。

                               ※

 小隊長に2機のガイヤス・ギヤが近づいてきた。
「新手か?」
 小隊長は、2機のガイヤス・ギヤのビームサーベルの斬撃を回避した。
「見掛け倒しが」
 そういうとビームライフルで反撃した。