機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭
「望むところだ」
ハイネ大佐は、そういうとテンペストビームソードを両手に持たせガイヤス・ギヤ隊に向かった。
※
1機のガイヤス・ギヤは、ビームサーベルを持つとモビルスーツ形態のムラサメ小隊に切りかかった。
1機に高速に接近して切ると二機が距離をとってビームライフルで反撃してきた。
そのビームの攻撃を回避しながらもう1機に再び高速接近しすれ違いざまに上下真っ二つに切り撃墜した。
残る1機も腰部ビーム砲で撃墜した。
1機のムラサメがモビルアーマー形態からモビルスーツに変形するとそのガイヤス・ギヤにビームライフルを撃った。
ガイヤス・ギヤは、完全にすきを突かれたため防ぎようがなかったが僚機がシールドで防御しビームライフルの反撃でムラサメを撃墜した。
リーンホースJr.は、モビルスーツ隊に対空機銃を撃っていた。
1機のモビルスーツ形態のムラサメがハチの巣になり撃墜された。
1機のストライクダガーが対空機銃でやはりハチの巣になり撃墜された。
「墜ちろ」
サオトメは、二機のウィンダムをメガビームライフルで撃墜した。
リーンホースJr.にミサイルが殺到していた。
「10時の方向よりミサイル8」
ヘルマン中尉がレーダーを見て報告した。
「回避。
取り舵10」
マーカー艦長が命令し弾幕を張りながら回避した。
何発かが対空機銃で迎撃できたが数発が命中した。
ブリッジにいた皆が衝撃に襲われた。
「副砲撃て」
ミハイル副艦長がすかさず命令した。
※
ユウナは、α艦隊が健在なのにいらだっていた。
「クラミタとイワサコを前に出せ。
二隻一気に追い込むんだ」
トダカ一佐は、もはや何を言っても無駄だと諦めモードになっていた。
※
オーブモビルスーツ隊は、α艦隊に近づいていた。
一機のムラサメは、リーンホースJr.にハヤテを撃ったが白いガンダムサイガーに防がれビームライフルの反撃で撃墜された。
※
サオトメは、リーンホースJr.をミサイルからメガビームシールドで防ぐとメガビームライフルで反撃し撃墜した。
そしてマルチロックオンをすると多くのモビルスーツを撃墜した。
※
「下げ舵15。
降下」
ラミアス艦長は、戦闘に介入しようと決心した。
※
サオトメは、焦燥感を感じガンダムサイガー改に通信を開いた。
「サイジョウ元帥、前方の敵は任せます。
私は、後方を足止めします」
サオトメは、後方に行く許可を求めた。
「了解」
そういうとサイジョウ元帥は、ガイヤス・ギヤ隊に通信を入れた。
「サオトメが後方に向かった。
その間何としてでも母艦を沈ませるなよ」
サイジョウ元帥は、部下たちを鼓舞した。
※
ハイネ大佐は、1機のバズーカを背負ったガイヤス・ギヤにスレイヤーウィップを巻き付け電撃を流しバズーカを破壊した。
ガイヤス・ギヤは、シールドで爆風を防いだ。
すると別のガイヤス・ギヤがビームライフルを撃ってきた。
ハイネ大佐は、攻撃を回避するとそのガイヤス・ギヤにスレイヤーウィップを投げつけた。
しかしシールドで防がれた。
ガイヤス・ギヤが一度距離をとってビームライフルで反撃しようとしたのでビームライフルにスレイヤーウィップを巻き付けた。
「ザクとは、違うんだよ。
ザクとは」
電撃を流しビームライフルを破壊した。
ガイヤス・ギヤは、ビームサーベルを抜刀すると切りかかってきた。
ガイヤス・ギヤは、横切りをしてきたのでグフイグナイテッドの姿勢を低くして斬撃を防いだ。
しかし姿勢を戻したら戻り刀が来たので対ビームシールドで防いだが弾き飛ばされた。
※
エリース大尉は、海面を航行する青いガンダムに上空からビームライフル連射したが当たらなかった。
※
アウル少尉は、そのガイヤス・ギヤがうっとおしかったのでバラエーナ改2連装ビーム砲を撃って反撃したが命中しなかった。
※
ガイアガンダムは、1機のビームライフルで攻撃してくるガイヤス・ギヤの攻撃を回避しながら近くを通った。
するとガイヤス・ギヤが追撃してきた。
「戦闘能力で負けている?
俺が?」
スティング少尉は、敵パイロットの技量の高さに驚いていた。
※
一機の白いザクがベン中尉機にミサイルを撃ってきた。
「この野郎、ミサイルの嵐でこの俺が墜とせると思ったか」
そういうとベン中尉は、頭部バルカン砲で迎撃しビームライフルで反撃したが回避された。
すると今度は、青いザクが大型ビームトマホークで切りかかってきた。
ベン中尉は、ビームライフルを撃って阻止しようとしたが回避され切りかかってきた。
ベン中尉は、高度を下げ回避した。
「速い」
ザクがあんなに速く動けるとは、思っていなかったため素直に驚いた。
ザクが戻ってきて再びいりかかってきたためベン中尉は、ビームサーベルを抜刀させると大型ビームトマホークとつばぜり合いをした。
「な、なんてパワーだ」
ザク本来のパワーにパイロットの気迫が上乗せされたためかベン中尉は、パワー負けしていた。
ベン中尉は、つばぜり合いに何とか押しかつと一度距離をとった。
※
マユ少尉は、レイ少尉がミサイルで敵機に隙を作ってくれたのでそれを逃さずファルクスビームアックスで切りかかった。
途中ビームライフルで反撃されたが回避し切りかかったが回避された。
「私は、あななたちを許さない」
マユ少尉は、そういうとファルクスビームアックスで再び切りかかった。
しかしガイヤス・ギヤもビームサーベルを抜刀しつばぜり合いになった。
結局つばぜり合いには、負けたがガイヤス・ギヤは、後退した。
「逃げるのか?」
マユ少尉は、追撃した。
※
ホーク中尉は、二機のウィンダムを立て続けにビームライフルで撃墜した。
しかし数が多く抜かれてしまった。
「抜かれた。
さすがに数だけが取り柄の地球軍だ」
ホーク中尉は、地球軍の物量の高さをほめた。
エリース大尉は、正面からビームライフルを構えながら接近するウィンダムに気づいた。
エリース大尉もビームライフルを持ったまま接近するとシールドで吹き飛ばしバランスを崩したところをビームライフルで撃墜した。
「ざっとこんなものよ」
直後多数のビームが飛来し少々驚いたがエリース大尉は、冷静に上昇させ回避させた。
※
ルナマリア少尉は、正面から来る一機のガイヤス・ギヤに気づいた。
「一機?
甘く見ないで」
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭 作家名:久世秀一