二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭

INDEX|5ページ/7ページ|

次のページ前のページ
 

その反撃でウィンダムは、あっさり攻撃をあきらめた。
「下2時です」
 ジーン中尉の声だった。
「2時か」
 すると下方から1機のウィンダムが接近してきた。
ビームライフルで攻撃したがかわされビームサーベルで切りかかってきたので距離をとりビームライフルで反撃するも命中しなかった。
その時ジーン機が援護にきて囮に2発ビームライフルを撃ち3発目を命中させ撃墜した。
「ジーンに助けられたか」
 テリー大尉は、ジーン中尉に感謝した。
「正面12時」
 ジーン中尉は、そういうと正面にビームライフルを撃った。
テリー大尉も正面からくるビームを避けつつビームライフルで応戦した。
それは、敵も同じだった。
テリー大尉は、頭部バルカン砲も駆使したが右頬部分にビームをかすめてしまった。
 ガイヤス・ギヤの一機がウィンダムのビームライフルの猛攻を避けながらビームライフルで反撃した。
それは、牽制で動きの鈍ったウィンダムを僚機がレール・キャノンで撃墜した。
 二機のウィンダムは、敵艦にビームライフルを撃ったが二機の直掩機に捕捉された。
「劣勢なのは、数だけなんだ」
 アリーナ中尉は、6連装ミサイルのうち2発をウィンダムに撃ったがシールドで防がれた。
 テリー大尉は、ビームライフルからビームサーベルへと持ち替えると1機のウィンダムに接近した。
ウィンダムは、ビームライフルを連射したが回避され接近されたので頭部バルカン砲で応戦した。
テリー大尉は、その攻撃で一度距離をとったが僚機がビームライフルで援護した。
しかしそのウィンダムは、その攻撃にひるみ頭部バルカン砲を撃ちながら後退した。
テリー大尉は、背後から接近する1機のウィンダムに気づき振り向きざまに横切りで頭部を切ると直後にコックピットを貫いた。
機体は、爆発せず原形を保ったまま墜落した。
「もっと生きていればいいパイロットになれたものを」
 テリー大尉は、敵を見下すように言った。

                                      ※

 サオトメは、援軍に来たアーガマもどきの艦載機と交戦に入った。
新型機小隊は、バルカン砲でガンダムサイガーを下方から狙ったがサオトメは回避し続けた。
サオトメは、メガビームライフルで2機の新型機を撃墜すると左手に持たせたカスタム・ビームザンバーで新型機の羽を切って墜落させた。
サオトメは、それを見届けるとキラのもとに急いだ。
 ガンダムサイガーは、改良型羽付きガンダムとつばぜり合いをした。
「また貴方ですか?
いったいいつまで僕たちを苦しめれば気が済むんですか?」
 通信からキラの声が聞こえた。
「俺は、軍人だ。
この手で引き金を引くことができる限り俺は、敵を倒し続けるさ」
 サオトメは、キラの問いに答えた。
2機は、一度距離をとると改良型羽付きガンダムがビームライフルを連射しながら接近してきた。
サオトメは、その猛攻にメガビームシールドで防御する以外手立てがなかった。
「今度こそ皆の敵をとる」
 キラの攻撃にも声にも気迫が満ち溢れていた。
「すごいプレッシャーだ。
本気で俺を殺そうとしている」
 サオトメは、キラに一切迷いがないのに驚いていた。
「当たり前です。
貴方を殺せる時をずっと待っていたんですから」
 改良型羽付きガンダムは、左手に持っていたビームサーベルでガンダムサイガーを切ろうとしたがガンダムサイガーが左足で改良型羽付きガンダムのビームサーベルを蹴り飛ばした。
そして左足のかかとで改良型羽付きガンダムの胸部を蹴り飛ばした。
ガンダムサイガーは、改良型羽付きガンダムのシールドを吹き飛ばすとカスタム・ビームザンバーで左腕を貫こうとしたが回避され肩部をかすめるにとどまった。

                                       ※

「隊長」
 見かねたキラ大佐の部下のアガサ・スタイン准尉が援護射撃をしてきたが背部大型ビーム砲で反撃してきた。
「なんて正確な射撃なの?」
 その攻撃にアガサ准尉は、後退せざる負えなかった。

                                       ※

「お前の部下は、大したことないな。
やはり上官は、部下に似るのかな」
 サオトメは、キラを挑発した。
その挑発に乗ったのかつばぜり合いをしていた改良型羽付きガンダムは、左手でパンチしようとしたのでサオトメはガンダムサイガーを後退させ回避した。

                                        ※

 キラ大佐は、サオトメとの戦闘に息を切らしていた。

                                       ※

「お前は、あれほど戦争を嫌っていたのにそのお前が部下を持ち他人に人殺しをさせるとは。
所詮お前も戦争の一部になってしまったな」
 サオトメは、キラの現状を指摘すると改良型羽付きガンダムに接近した。
「違う」
 キラは、全力で否定すると2機は再びつばぜり合いをした。

                                        ※

「絶対に違う」
 キラ大佐は、ラケルタビームサーベルを両手もちで2回上段から切りかかるがビームサーベルで防がれてしまう。
しかし3回目に隙ができた。
「これで終わりだ」
 キラ大佐は、ラケルタビームサーベルでガンダムサイガーを切ろうとしたが直後ガンダムサイガーが消えた。
「何?
どこだ?」
 キラ大佐は、ガンダムサイガーを見失ってしまった。
キラ大佐は、ガンダムサイガーの動きを読めたが体の反応が追いつかずルプスビームライフルを撃っても全く命中しなかった。
「あの手品か。
そこだ」
 キラ大佐は、それがかつて見た分身だということはすぐに分かった。
しかしビームを撃っても全く命中しなった。
キラ大佐は、ガンダムサイガーが徐々に接近してくるのに気付いた。
「当たらない」
 いくらビームを撃とうが全く命中しなかった。
すると背後から衝撃が来た。
「背後だと?」
 背中をけられたのは、そのあとでわかった。
キラ大佐は、振り向きラケルタビームサーベルで振り向きざまに横切りしたが空振りに終わり逆に頭部を殴られた。
危うく海面に激突する寸前で機体を立て直した。
「何、あれ」
「ガンダムサイガーがいっぱいいる」
 ガンダムサイガーの能力を初めて見た地球軍・オーブ軍の軍人たちは、それに驚いていた。
 キラ大佐は、ガンダムサイガーの背後に回った。
「その手品も見飽きたんですよ」
 キラ大佐は、ガンダムサイガーを背後から切ろうとしたが回避され四方八方から攻撃を受けラケルタビームサーベルを持っていた左手を切られた。
「仇も取れずに」
 キラ大佐は、ガンダムサイガーにフルバーストを撃とうとするもののクスィフィアスレール砲とバラエーナプラズマ収束ビーム砲を切られてしまった。
キラ大佐は、仕方なく帰艦することにした。
「また取り逃したか」
 キラ大佐は、悔しさを隠せなかった。

                                          ※