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機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭

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 サオトメは、ガンダムサイガーの最大稼働を発動させた後にキラを動揺させるためわざと隙を作った。
そしてガンダムサイガーの最大稼働を発動させた。
キラは、ひどく動揺してるのが手に取るように分かった。
一度改良型羽付きガンダムに正面から接近すると素早く背後に回ると背中を蹴った。
キラの腕前から振り向きざまに切りかかるのは、想定内だったためそれを回避すると左手で殴った。
改良型羽付きガンダムは、海面にたたきつけられるかと思ったが寸前で態勢を立て直した。
サオトメはキラの攻撃を待ってからそれを回避すると下方から急接近して左腕を切ると背後と上方から蹴り真下から殴ると真上からまた蹴った。
キラは、こちらに一斉射しようとしていたので背部と腰部の武装をカスタム・ビームザンバーで切った。
するとさすがのキラも後退した。
そしてフルバーストで残りの新型機も行動不能にした。
 サオトメは、ウィンダムの群れに突っ込むとメガビームライフルで2機のウィンダムを立て続けに撃墜した。
背後からストライクダガーがビームライフルを撃ってきたがサオトメは、回避すると大型V.M.B.Rでストライクダガーを撃墜した。

                                         ※

 リーンホースJr.にモビルスーツが接近しているのにジャンヌダルクは、気づいていた。
「リーンホースJr.右舷へ。
モビルスーツ4」
 索敵士のマックス・グリフォン軍曹が報告した。
「モビルスーツだけを狙えるか?」
 ユーイチ艦長が砲術長のゼハート・ギルマトン大尉に質問した。
「やります」
 その答えには、自信が満ちていた。
「艦に当てるなよ?
主砲2番、撃て」
 ユーイチ艦長の命令でジャンヌ・ダルクは、2番主砲を発射した。
ビームは、見事モビルスーツに命中した。
 それは、リーンホースJr.でも確認できた。
「か、艦長。
戦況が」
 ミハイル副艦長が興奮気味に言った。
「アーガマもどきが現れて一時こちらが不利になったがサオトメがアーガマもどきを抑えたことで一気にこちらが有利になった」
 サオトメは、メガビームライフルで立て続けに多数のモビルスーツを撃墜した。
「たかが1機のマン・マシーンごときで戦争は、終わらないと思っていたがサオトメの活躍を目の当たりにしてしまうとそう思ってしまうな」
 マーカー艦長は、冷静に自分の気持ちを言った。

                                          ※

「サオトメ」
 アスラン中将は、ガンダムサイガーに向かおうとしたがガイヤス・ギヤ小隊が行く手を塞いだ。
「サオトメ。
クソ」
 アスラン中将は、むなしくコロニー軍のエースの名を叫ぶしか手がなかった。
 シン中尉は、高エネルギービームライフルをガンダムサイガーに撃つが回避された。
「これが死神の力」
 ガンダムサイガーは、腰部ビーム砲を撃った。
シン中尉は、回避できず両腕を破壊された。
そのままガンダムサイガーは、後方へと去った。
シン中尉は、振り向くしかできなかった。

                                           ※

 サオトメは、1機のガイヤス・ギヤに近づいた。
「レール・キャノンを貸してくれ」
 ガイヤス・ギヤのパイロットは、動揺するも指示通りレールキャノンを渡した。
すると海面に向けてレール・キャノンを2発撃った。

                                            ※


 ガンダムサイガーの攻撃は、潜航するアビスガンダムに命中した。
むろんアビスガンダムは、VTP装甲なので傷はつかないはずだが命中したのはスラスター部分でスラスターがうまく作動しなくなってしまった。
アウル少尉は、動揺を隠せなかった。

                                            ※

「新型は、どこだ?」
 サオトメは、新型モノアイ機を探した。

                                             ※

 ネオ大佐は、ガーティー・ルーの艦橋から戦況を見守っていた。

                                             ※

 マーカー艦長は、獲物を決めた。
「左舷前方、クラオミカミ級。
あれを沈める。
副砲、撃て」
 マーカー艦長の命令で副砲が二発発射された。
二発のうち一発がクラオミカミ級に命中した。

                                             ※

 リーンホースJr.の副砲が命中したクラオミカミ級では、生存者たちが我先に艦から脱出していた。

                                              ※

「何なんだあれは。
いったいどうしてこうなった?」
 タケミカズチの艦橋では、状況が理解できずユウナが混乱していた。

                                              ※


「くそ、冗談じゃないぜ」
 ハイネ大佐は、戦況の悪化に悪態をついた。
「お前は、何だ」
 ステラ少尉は、ガイアガンダムをグゥルからジャンプさせるとモビルアーマーに変形させグリフォン2ビームブレイドでガンダムサイガーを切ろうとしたが前足をビームサーベルで切られた。
ガイアガンダムは、浅瀬に墜落した。
「サオトメ、俺が相手だ」
 アスラン中将がそういいながらガンダムサイガーに接近した。
 ステラ少尉は、悔しそうにガンダムサイガーを見上げた。
「ファントムペインが全く歯が立たないなんて。
生意気な」
 ハイネ大佐は、そういいながらドラウプニルを撃ったが回避され腰部ビームキャノンで両腕を破壊された。
「何?」
 ハイネ大佐は、現実を受け入れられなかった。
切られた部分は、漏電と電動液が噴出していた。
 その時インパルスガンダムがガンダムサイガーにビームライフルで狙われているのに気づいた。
「シン」
 ハイネ大佐は、グフイグナイテッドをインパルスガンダムに体当たりさせ射線上からどかせた。
しかし今度は、自機が射線上に入ってしまった。
(生き残れよ。
最初で最期の隊長命令だ)
 グフイグナイテッドは、ビームを受け撃墜した。

                                               ※

 シン中尉は、ガンダムサイガーがこちらにメガビームライフルを撃ってきたのに気付いた。
しかし反応が遅く回避できなかった。
その時機体に衝撃が走った。
見ると自分の代わりにグフイグナイテッドがビームの直撃を受け撃墜した。
その時シン中尉は、何が起きたか悟った。
「ハイネ」
 隊長が身を呈して自分を助けたのだ。

                                                ※

 それは、ステラ少尉も見ていた。
「シン」
 ステラ少尉は、心配になりインパルスガンダムに通信を入れた。