機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭
すると聞こえてきたのは、シンの泣き声だった。
ステラ少尉は、何とかガイアガンダムを立ち上がらせた。
「シンを」
ステラ少尉は、憤慨しながら再びグリフォン2ビームブレイドを展開させた。
「泣かせたな」
ステラ少尉は、そういうとガイアガンダムをジャンプさせグリフォン2ビームブレイドでガンダムサイガーに背後から切りかかった。
しかしガンダムサイガーは、気づいていたのか振り向き頭部を蹴った。
ガイアガンダムは、再び墜落寸前だったがカオスガンダムが回収した。
その時同盟艦隊が後退信号を上げた。
モビルスーツ隊は、帰艦した。
※
サオトメは、それを見ると自分も後退した。
※
アスラン中将は、いまだグフイグナイテッドの残骸から目を離せなかった。
「ハイネ」
アスラン中将は、戦友の死を嘆いた。
「サオトメ」
アスラン中将は、ガンダムサイガーを見ながら憎しみを言った。
戦友をまた1人殺されたことでアスラン中将の中でまた一段とサオトメへの憎悪が増していた。
それは、タリア艦長やシン中尉も同じだった。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第22話 戦火の蔭 作家名:久世秀一