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のび太のBIOHAZARD カテゴリーFの改造版 2

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(……しかし、あのカメレオンはどうやって体育館の中に入ったんだ?)

 制御室へ向かう廊下を歩きながら、のび太は考え事をしていた。
 あの巨体で体育館内に侵入したのであれば、扉や窓が壊れていそうなものだ。だがのび太たちが来たときにはそのような形跡は無かった。

(こんなことができるのは……)

 しばらく考えて、のび太は結論に至った。
 22世紀のひみつ道具を駆使すれば、巨大なカメレオンを体育館の中に入れることは容易だ。そして、それらを持っている未来の世界のネコ型ロボットは、現在姿を眩ましている……。

(いやいやいや、ドラえもんがそんなことするはずない!)

 のび太はブンブンと頭を横に振ってその可能性を否定する。困ったときには何だかんだ言いつつも、道具を出して助けてくれた、自分に勝るとも劣らないお人好しが、こんな洒落にならない惨事を起こすなど考えられなかった。

「のび太君、どうかしましたか?」
「ちょっと様子が変よ?」

 そんなのび太の様子を見た聖奈と咲夜が、訝しげに声をかけてきた。

「あっ、いえ大丈夫です。気にしないでください。っと、そうこうしてるうちに着きました。咲夜さん、鍵をお願いします」

 のび太は二人の声で我に帰ると、その場を誤魔化すために咲夜に扉の開錠を頼んだ。

「え、えぇ。開けるわね」

 咲夜はのび太の様子が気がかりではあったが、とりあえず扉を開けることにした。