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天衣創聖ストライクガールズ 第二章:ターニャ・ナッツ

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「では、マスターももう心配無い様なので、私はエクスタシオに戻りますー。」
「え?戻っちゃうの?」
龍之介は、彼女がこのまま人間としてい続けると勝手に思っていたので、思わず間抜けな声で訊いた。
「そうですー。顕現体を維持するのもエネルギー使うんですー。もう眠さが限界なのでエクスタシオに戻りますー。」
そう言うと、彼女は光を発し消え去った。その直後、龍之介の頭の中でラブル、いやエクスタシオが囁いた。
(セフィーナさんの事大事にしてあげてくださいねー。)
「うわっ!お、おま、何を!」
(照れないでいいですー。おやすみなさいー。)
「ちぇっ、厄介なのが頭の中に戻っちまった・・・」
そういい掛けて龍之介は何気なくセフィーナを見た。その視線に気づいた彼女はにっこりと微笑を返した。その笑顔を見た龍之介は右手を伸ばし、彼女の頭をくしゃっと撫でると、
「ま、いいか・・・なあ、リハビリ兼ねて散歩にでも行かないか?これじゃ体がなまってしょうがないや。」
そう言って起き上がり、ベッドの上で伸びをして見せた、ところであるものに気が付いた。
「おい、それ・・・」
龍之介が指差した先、そこにはラブルが着ていたセレスティア・セラフィムが残されていた。
「どうすんだこれ・・・おい!エクスタシオ!って寝てるか・・・」
後にこの伝説の天衣がひと騒動起こす事になるとは、今は誰も思いもしていなかった。

第二章 おわり