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川野礼
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さようならを携えて
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この帝人くんは、ダラーズの復興のためなら静雄さんも利用するでしょう。それは静雄さんの気持ちを利用することで、静雄さんの誠実さに対する裏切りだと彼は思っています。それでも、変わると決めたのは彼自身で、ほとんど最強に近い駒を使わないでおけるほど余裕のある状況ではない。だけど、好きな人を騙しきれるほど強かにもなれないので、静雄さんを駒として使う時に別れを迎えるだろうと思っている。そんな感じのお話でした。
作品名:
さようならを携えて
作家名:
川野礼