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二人の生涯の友情は、殴り合いのケンカから始まった。
学校のクラスメイトとして出会った二人の少年は、お互いに興味を引かれながらも、相手に近づくことができずにいた。だが、ある日ささいなことで始まった殴り合いのケンカが、腹を割って話をするきっかけを与えてくれて…

「エロイカより愛をこめて」に登場するKGBのミーシャと白クマ氏の、友情ことはじめ。相手に対してそれぞれに形の違う劣等感を抱えていた二人が、殴り合いのケンカを経て互いを認め合い、友情を結ぶまでの物語です。
原作（14話まで）に描かれた情報をもとに、時代は1945年の秋～冬を想定しています。後にヘルシンキ・オリンピックでメダルを獲ることになるミーシャは、幼い頃からボクシングをやっていたスポーツ少年、またサーシャは少年時代からすでに策略家の一面を覗かせています。

子供時代のケンカが生涯にわたる友情につながるというのは、ありふれた展開ではありますが、やっぱりステキだと思います。