二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
代打の代打
代打の代打
novelistID. 63523
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

はじまりのあの日3 怪我とリボン

INDEX|4ページ/4ページ|

前のページ
 

「迎えに出ようじゃない」
「うんっ。がっくん」

彼はわたしを抱き上げる。小脇に抱えてくれる。玄関に向かう途上、帰って来た、みんなと鉢合わせる

「お、リンたん。無事か~。かむいにてっきり~」
「アネキ、そのネタ、もうやめて。アタシも不愉快。神威君、そんな男じゃない」
「ごめん、オレも、テト姉さん」
「にゃっはっは。わりぃワリィ。ま、でも、かむいだからこんな軽口たたけんだ。口先でもう言わないって言っとくぜ」

テト姉。やたらと、彼をそういう人にしたがってたな。めー姉、カイ兄まで、不快感を示す

「でもでもっ、リンちゃん、ぽ兄ちゃん。お洋服が朝と違うかな。リンちゃんはリボンもハジメテ見るのだね。ナニナニ、どうして~」
「リンね、がっくんとお出かけして、ごはんしたんだよ。買い物もして~」
「リンちゃん。では、その美しい髪飾りは」
「がっくんに買って貰ったの~」

めぐ姉、ルカ姉に誇らしげに語ったわたし。リンが一番楽しんだんじゃないの。なんてめー姉に言われたほど。正直本当に楽しかったな。そして、煌びやかに始まった晩餐会の途上、わたしが、彼との外出を、リボンを。何度も自慢したのは、言うまでもない。シュシュをテーマにした歌が聞こえてくる。意識が今へと戻ってくる。わたし、ホントに幸せ者だ―