琅琊閣裏口入学センター2次試験 本年度予想問題と回答例
全てはまだ、道半ばなのだ。───
───私は私の、この者はこの者の道を行く。
たまたまここで繋がった。───
またいつか、この者と、、、もう一度繋がることが、あるのかも知れない。
長蘇もこの者も、互いにそんな予感を持っているのだろう。
「行こう。」
黎綱は長蘇を支えて、二人、部屋を出た。
飛流が胡歌さんの側から立ち上がり、長蘇の後を追い部屋を後にした。
ただ一人部屋に残された胡歌さんは、暖かな外套に護られ、深く深く眠っている。
夢も見ず、ただ深く深く、、、体と心を癒しているのだろうか。
目が覚めた刻、道は定まり、また歩み出すのだろう。
待つ人々は、魂が癒え立ち上がる刻、暖かな陽光の様に降り注げることを、待っているのだ。
、、、、、今はまだ、眠るべき刻、、、、。
─────────糸冬──────────
作品名:琅琊閣裏口入学センター2次試験 本年度予想問題と回答例 作家名:古槍ノ標