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第二部9(82)パンドラの箱

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翌朝ー

気を利かせた執事の計らいで、ダーヴィトは一夜を過ごしたマリア・バルバラの部屋でいつもより遅めの朝食を摂った。

「こんな行儀の悪い様子を、亡くなったお母様が見たら、…きっと卒倒してしまうわ。お母様はとても行儀にうるさいお堅い人だったから。ふふ…。でもこんなに朝食の時間が楽しいと感じたのは、生まれて初めてだわ」

トロリーに載せらて来たパンにレバーペースト、プルンと茹で上がったソーセージ、ジャムに季節の野菜と果物。そして香り高い湯気の立ち昇る紅茶。

昨晩肌を重ねた白い素肌にガウンを羽織って、マリア、バルバラはベッドを出るとダーヴィトに紅茶を注いだカップを手渡した。

裸のままベッドから起き上がったダーヴィトがマリア・バルバラからカップを受け取る。

「僕だって…こんなに美味しく満ち足りた朝食は生まれて初めてだ」

ー 分かるだろう?とでも言うように意味深な笑いを投げかけたダーヴィトにマリア、バルバラははにかんだように目を伏せた。

成熟した大人の女性の彼女であるが、こういうスレていない純な所が可愛らしい。

優しい眼差しを向けられたダーヴィトに対して照れ隠しをするように、「シャツを着て頂戴」と小声で言ったマリア・バルバラに、「何?聞こえないよ」とダーヴィトは背中からマリア・バルバラを抱きしめ、背中を覆う豊かな黒い髪に顔を埋めながら、片手を彼女のガウンの合わせ目の中にそっと差し入れた。

「耳、良いくせに…」

レースのカーテン越しの朝の柔らかな光を浴びながら背中から包み込まれるような愛撫を受け、半ば陶酔しながらマリア・バルバラが小声で呟く。

「…そうだったっけ?」

そのまま、ダーヴィトはマリア・バルバラを抱いたままベッドに倒れこむと、再び美しい彼女の身体を味わった。