黄金の太陽THE LEGEND OF SOL27
それから数千年もの年月、新たなる闘霊となり、迫り来る世界の危機を感じてロビンに宿り、その力をロビンのものとした。
「それからオレが死んでから、オレは闘霊と顔を合わせた。そいつはイズモの英雄、ミコトだった」
「ミコトだって!?」
シンは驚きの声を上げる。
イズモ村の住人であり、魔龍オロチを封印した伝説として語られるミコトの名を、シンが知らないはずがなかった。ミコトがオロチとの死闘の末、闘霊となったことまでは知る由もなかったが。
「闘霊、ミコトより授かった力は竜殺しの力、闘霊が与える力のなかで最強を誇るものだ……」
ロビンはソルブレードを肩に担ぐ。
「我が名は竜殺しの闘霊、ロビン。悪の権化たるドラゴンを屠れるドラゴンスレイヤー、ロビンだ!」
ロビンは、自らの力をドラゴンスレイヤーと言い、名乗りを上げた。
「ドラゴン、スレイヤー……!?」
ロビンの名乗りは、大悪魔デュラハンですらも戦慄を覚えるほどに圧倒的なものだった。
作品名:黄金の太陽THE LEGEND OF SOL27 作家名:綾田宗