二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

機動戦士ガンダムRSD 第24話 罪の在り処

INDEX|1ページ/5ページ|

次のページ
 
ミサキ中尉は、ケイト中尉の話を聞き改めてプールの水を見た。
「水って何?」
 ケイト中尉は、改めてアイリス曹長に聞いた。
「2回言われましても」
 アイリス曹長は困惑した。
ミサキ中尉は、水をすくってみた。
「水。
水は」
 ミサキ中尉が答えそうだったので2人は、ミサキ中尉に注目した。
「水は。
水とは」
 その時ミサキ中尉がはっとなった。
「水ってなんだ?」
 結局ミサキ中尉も答えられなかった。
「うつった」
 アイリス曹長は、困り果ててしまった。
「なにこれ」
 ケイト中尉は、その答えを知りたかった。
「なんだろうと思うとちょっと入りずらいよね」
 ケイト中尉とミサキ中尉は、プールから出ると水を警戒しにらんでいた。
アイリス曹長は、変わらずプールの中にいた。
その時ミサキ中尉がケイト中尉に触れた。
ケイト中尉は、驚きプールに落ちた。
それにミサキ中尉とアリス曹長が驚いた。
立ち上がったケイト中尉は、何が起きたかわからない表情をしていた。
「ごめんね、つい」
 ミサキ中尉がケイト中尉に謝った。
「ひどいじゃないですか」
 アイリス曹長は、ケイト中尉に近づくと怪我してないか心配しながらそういった。
それにミサキ中尉も傷つき困惑すると自分で自分をはたいた。
それには、アイリス曹長とケイト中尉も驚いた。
「大丈夫ですか、いろんな意味で」
 アイリス曹長は、ミサキ中尉を撫でた。

 次の日ミサキ中尉とケイト中尉は、グリーンノア2にあるアイリス曹長の実家に遊びに行くことにした。
しかし外は、炎天下だった。
「アイリスの実家が遠く感じる。
いつもの倍に感じる」
 ミサキ中尉とケイト中尉は、朦朧としながらもアイリス曹長の実家に歩き続けた。
「ミサキ、夏って日本語で10回言ってみて」
 唐突にケイト中尉がお願いしてきた。
「夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏」
 ミサキ中尉が夏を日本語で10回言った。
「じゃあマグロの英語は?」
 ケイト中尉は、マグロの英語を聞いてきた。
「ツナ」
 ミサキ中尉が簡単に答えた。
「正解」
 ケイト中尉には、ほめる余力がなかった。
「あれ?」
 ミサキ中尉には、状況を理解できる余力がなかった。
「じゃあピザって10回言って」
 またにケイト中尉がお願いしてきた。
「肘肘肘肘肘肘肘肘肘肘」
 ミサキ中尉は、めんどくさくなり日本語で肘を10回言った。
ケイト中尉は、ネタバレされたのが悔しくてミサキ中尉をゆすった。
しかしすぐに疲れてやめた。
「なんか疲れさせちゃってごめんね」
 ケイト中尉がミサキ中尉に謝った。
「いいよ、楽しいよ」
 ミサキ中尉は、ケイト中尉を許し2人は再びアイリス曹長の実家へと歩き出した。
 とうとうアイリス曹長の実家についた。
「お疲れさまです」
 アイリス曹長がケイト中尉とミサキ中尉を玄関でねぎらった。
「アイリス、ピザって10回言ってみて」
 ミサキ中尉がアイリス曹長に唐突にお願いした。
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
 アイリス曹長は、困惑しながらもピザを10回言った。
「じゃあここは?」
 ケイト中尉は、そういうと膝を指した。
「肘」
 アイリス曹長は、即答した。
瞬間微妙な空気が玄関を支配した。
「私、間違えた?」
 ケイト中尉が申し訳なさそうに聞いた。
「私も間違えました」
 アイリス曹長も申し訳なさそうに自己申告した。
「部屋が涼しい。
いいにおい」
 ミサキ中尉がベッドに飛び込み枕のにおいを嗅いだ。
「枕を嗅がないでください」
 アイリス曹長が冷静に突っ込んだ。
「よし、今日からここを天国と呼ぼう」
 ミサキ中尉は、ベッドを楽園にした。
「ベッドからおりてください」
 アイリス曹長が切実にお願いした。
「ここが天国ならアイリスは、天使?」
 ケイト中尉がいやにうれしそうに言った。
「止めてください」
 アイリス曹長は、照れながら言った。
「天子様、冷たい飲み物とかないの?」
 ケイト中尉がアイリス曹長に聞いた。
「大分図々しい奴ですね」
 アイリス曹長は、そういうもちゃんと冷たいジュースを用意した。
「生き返った」
 ミサキ中尉は、ジュースを読み干し元気になった。
「今日は、タイガーバウムでは32℃を記録するらしいですよ」
 アイリス曹長は、サイド3にあるタイガーバウムの話をした。
「暑いな」
 部屋は、エアコンが効いているがそれを聞いただけでどっと暑くなった気がした。
「不惑だね。
不惑の夏」
 ケイト中尉が夏を表現した。
「どういう意味?」
 しかしミサキは中尉はケイト中尉が言わんとすることがわからなかった。
「夏が不惑?」
 アイリス曹長も理解に苦しんだ。
するとケイト中尉は、そっぽを向いた。
「無視だ」
「ノープランだったんですか?」
 2人は、驚いた。
「すごいことを思いついた」
 突然ミサキ中尉が立ち上がるとそう叫んだ。
「一応言ってみてください」
 アイリス曹長は、いやな予感がしたがひとまず聞くことにした。
「熱ってエネルギーなんだよね?
いわゆるジュール」
 ミサキ中尉が2人に確認した。
「一応そうでしょうね」
 アイリス曹長は、否定しなかった。
「夏って暑いじゃん。
だから周りは、自然と熱に満ちている。
そのエネルギーを吸収してニュータイプ能力がパワーアップする。
それどころかニュータイプに覚醒しやすくなるじゃないかな」
 ミサキ中尉の説明にアイリス曹長は、引いた。
「じゃあミサキ、何かやってみて」
 ケイト中尉がミサキ中尉にお願いした。
「今の私に不可能は、ないはず」
 ミサキ中尉は、念じてみた。
「マールスの遠隔操作放ってどうやるの?」
 ミサキ中尉は、2人にお聞いたが知っているはずもなかった。
「クーラーが効いてるから夏パワーがないのかも」
 ケイト中尉ができなかった理由を推測した。
「それだ」
 ミサキ中尉は、それを理由だと決めつけた。
「でしたらもう帰って外でオチをつけてください」
 アイリス曹長は、2人にもう帰ってほしかった。
「アイリス、付け焼刃の超能力とクーラーが効いた空間とどっちが大事」
 ミサキ中尉は、アイリス曹長の肩に両手を乗せるとそう言った。
「まだ帰りたくない」
 そう訴えると今度は、頭を叩き始めた。
「帰りたくない」
 ケイト中尉も体をくねくねさせながら訴え始めた。
「きっかけがないと帰れない」
 ミサキ中尉が続けた。
「じゃあ帰ってください」
 アイリス曹長は、ミサキ中尉の手を払うとそう叫んだ。
「やだ」
 2人は、悲しそうな表情をしながら訴えた。
「あれ?」
 いつもならここで帰ってくるのだが今日は、違った。

 なんだかんだでやっとミサキ中尉とケイト中尉は、帰った。
「やっと帰った」
 アイリス曹長は、部屋で1人くつろいでいた。
するとアイリス曹長は、何かを思い出すとミサキ中尉に連絡を取った。
「もしもし、ミサキ中尉?
今どこですか?」
 アイリス曹長は、ミサキ中尉に今どこか聞いた。
「やっぱりまだそこですか。
早く帰ってください。
暗くなると物騒ですよ」
 アイリス曹長は、早く帰艦するように忠告した。