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intermezzo ~パッサウ再会篇6

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「母さん、味を見て?」

「ウン。いいわ!美味しい!エレオノーレ、これをよそって運んで頂戴!」

「はーい」

キッチンから、離れ離れになっていた母、長女、次女の和気藹々とした会話が聞こえて来る。



「さあ、どうぞ」

エプロンを掛けたレナーテとユリウスが、出来上がった夕食を次々と食卓へと運んで来る。

「今日はユリウスも腕を振るってロシアの料理を作ってくれたのよ」

成る程、いつものドイツ料理に混じって見慣れない料理の皿がチラホラと見られる。

「ロシアの料理と言っても…庶民の貧乏料理だから…大したものではないけれど…。どうぞ。召し上がれ」

「久しぶりだな〜。ムッターのロシア料理!」

親元を離れてドイツの学校で学んでいたミーチャが久々にありつく故国の料理に歓声を上げる。




「頂きます」

簡単な祈りの言葉の後に、懐かしく愛しい人々が集った晩餐が始まった。

「ユリウス…」

レナーテに促されたユリウスが、アレクセイと瞳を一瞬合わせ、自分の辿って来た20年を語り出す。

「ぼくはね…」