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代打の代打
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はじまりのあの日10 歓迎会と思い出

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「あはは、IA、そ~じゃない。長く使った道具なんかには、魂が宿るってお話。鍋とか、タンスとかな。八百万の神、全てに神様がいるなんて発想もあるし」
「やおよろず。数がきわめておおいこと。かみさまたくさん、もりだくさん」

面白そうに訂正する彼、揚げ浸しを焼酎で流す。カル姉は『ちゅ~』と言って、目を閉じる。胸の前で両手を握って、何かに想いを馳せている

「わ~、そう思ったら、おそまつにできないね~」
「ヒトモ、ドウグモ、タイセチュデフ」

いろはちゃん、ただでさえ大きめの瞳がまん丸に。オリバー君は二度頷く。カワイイ反応

「な~んか説教クサクなっちゃったじゃない。ま、要するに大切にしようじゃないってお話。他人(ヒト)も、道具も、お食事も。俺達、メンバー同士も。聞いて下さる方々もさぁ。それが心になきゃ、このPROJECTの歌い手としては、ダメなんじゃない」

お酒の香りを纏う彼。でも、わたしはこの香り嫌いじゃない。彼が纏うなら尚更

「いいえ、神威さん、大変良いお話だったと感じます。皆さん、歌い手として、大切な心がけですよ」
「「「「たいせつにしま~す」」」」

天使様『歌い手魂』持っている

『怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒』

び、ビックリした。低空飛行していったと思われる、ヘリコプターのプロペラ音。ケタタマシイ音で、わたしの記憶読書は、強制的に打ち切られる。ああ、もう少し浸っていたかったのに。でも、家族のために、調理に専念いたしましょうか―