魔法つかいプリキュア!♦ダークジュエルストーリー♦
リズが窓の辺りを掃除しようとした時に、窓辺になにか置いてある事に気づいた。
「あら、これは?」
それは白い紙に包まれた円形のもので、リズが持ち上げてみると柔らかい感触で割と重さがあった。
「校長先生、窓のところにこんなものが置いてありました」
リズがそれを校長の机の上に置いて紙を開くと、ホールのアップルパンが姿を見せる。
「まあ、これはエリーのアップルパンです。とても人気があってなかなか手に入らないんですよ」
「ほう、なぜそんなものが窓辺に?」
「きっとあの子たちだわ。どうして直接届けなかったのかしら?」
それからリズがお茶の用意をすると、校長はお茶請けのアップルパンを一口食べて言った。
「うまし!」
作品名:魔法つかいプリキュア!♦ダークジュエルストーリー♦ 作家名:ユウ