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女体化ジルヴェスターの災難~腐女子の養女・前編~

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かくれんぼの終わり 3



 あれから私はメルヒオールが長を勤めるエーレンフェストの神殿へ連れて来られた。夜中に突然現れたジルヴェスターに、門番は驚いた顔をする。
「緊急だが、この者を神殿に宿泊させよ。客分として丁重に扱う様に。」
「畏まりました。」
「アリス。」
「はい。」
「暫し此方で待て。居なくなれば、其方の言葉を信用せぬ。」
「了解致しました。」
 逃げれば不審者どころか、犯罪者になりそうだ。恐らくだが、記憶を覗かれるだろう。…本格的に私はエーレンフェストの政治に関わっていくだろうな…。私は客間で饗されながら、先を考えていた。

 用意された客室で生活して、3日。その間、メルヒオールにもフィリーネにも会っていない。多分、私の事が分かるまで、神殿に行かない様に、ジルヴェスターが命じたのだろう。
(肉眼で見るジルヴェスターは可愛かった…!!)
 その間、妄想と回想で忙しく過ごした私は、記憶を覗く誰かにこの妄想は直接知られるだろうなあと、呑気に思い付いていた。

 そして過ごした客室に今、ジルヴェスター、カルステッド、ヴィルフリート、シャルロッテ、メルヒオール、フィリーネが集まっている。それ以外は部屋の外に待機だ。
 ローゼマインと神殿関係者と言う事で、並ばされているだろうフィリーネは、性格的に場違いだと感じていそうだが、一切表情には出ていない。素直な性質であっても貴族は貴族、と言う事だろう。
 盗聴防止の範囲内にいるのが、ジルヴェスター、カルステッド、そして私だ。
「では、これを飲むように。」
 …御愁傷様、ジルヴェスター。
 私は染め薬を飲む。…苦い。当たり前だが、私とジルヴェスターじゃ魔力の質が違う。
 …我が魔力よ、ジルヴェスターと近くなれ!!! 我が舌よ、甘く感じる様に変われ!!! 
 ダメ元で念じれば、自分の魔力の波長みたいなのが、変わっていくのが分かる。自分の中だけの変化だからか、周囲は誰も気付いていない様だ。
「甘い、美味しいです。」
 読み取りに何の問題は無いと伝えれば、ジルヴェスターとカルステッドは一瞬だけ、目が動く。が、何を言う事はなく、魔術具が差し出された。………ジルヴェスターの絶叫が響くまで、後少し。