女体化ジルヴェスターの災難~養父と母と娘~
決断の結果
…待て。具体的にどうなるのか…、説明してから元に戻せ。確認する予定を台無しにしてくれるな、カーオサイファ!!!
…決断を伝えた次の瞬間、視界が見覚えが有り過ぎるモノへ変化した。美しく整えられた寝台から身を起こすと、眠りが浅くなる時間帯だったか、横で眠っている我が妻、ローゼマインも起き上がる。
…幼女なローゼマインが。
「おはようございます…、ふぇるでなんど…?」
寝ぼけ眼な舌足らずはともかく、いつもよりずっと高い声に、ローゼマインが首を捻る。
「あれ? なにか声…、が…! ふぇっ!!? 何、この記憶!!?? 手が小さいっ!!!??」
ローゼマイン曰くの処理落ち状態の私を置いて、混乱し出す彼女は、寝台から機敏ではない動きで這い出ると(途中、ドテッと転けた)、鏡の前へ。
「のおおおぉぉぉっ!!!!!!!!!!???????? 私の成長した身体は何処へぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!!!!!!!??????」
……何故か大量の祝福が舞い散っていた…。
~同時刻、エーレンフェストにて~
「何故、女になっているのだぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!????
しかも何だぁぁっ、このえげつない記憶はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!??????」
済まぬ、ジルヴェスター。
作品名:女体化ジルヴェスターの災難~養父と母と娘~ 作家名:rakq72747