陰陽師本丸の物語
長谷部「ふんっ。いつもの調子に戻ったなら別に構わん。」
大和守「あ! そういえば、主から預かったものって?」
燭台切「そうだ! これを渡さないと——!」
一振り、一振りに主から第二部隊への面々へと預かったものを手渡していく。
大和守「これは……?」
加州「お守り。珍しいな、滅多に使わないのに。」
燭台切「主もかなり心配していたからね。」
破壊を一度だけ防いでくれるお守り。それを手にし、各々の身が引き締まる。
和泉守「さぁて、そろそろ行くか!」
長谷部「俺が留守の間、主のこと頼むぞ。」
大和守「じゃあ、燭台切さん! 行ってきまーす!」
堀川「行ってきます。」
歌仙「行ってくるよ。」
加州「行ってくるねー。」
燭台切「あぁ。行ってらっしゃい——。」
そうして、第二部隊は出陣した。監査官の待つ聚楽第へと——。
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