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はた細短文詰め

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【猫っ毛】

※自覚前キラヘル

見下ろす髪に、話している角度で日差しが透ける。
自分と違って細くてふわふわして柔らかい。
触ったら気持ち良さそうだ。

「ちょっとキラーTくん、何」
「あっ、いや髪にゴミが付いてたからよっ…」
「?」

(??? 何だ俺。やべー、暑くてぼーっとしてた…)




【一緒にコーヒー】

伸びてきた手が、机に置かれた飲みかけのコーヒーのカップを取り上げた。
「うえ何これ甘くない」
「お前のバカ舌と一緒にすんな。あと尋常じゃない量の砂糖を追加してんじゃねえ」
「僕紅茶派なんだよね~」
「だったら飲むなよ」
結局不味いと言いながらソファに移動して飲んでいる。
やれやれと新しいコーヒーを淹れに立ち上がった。




【プレシャス】

無骨で不器用な彼の手が、こういう時にはもどかしいほどに慎重で忍耐強く、繊細な細工物を扱うようで、僕は時々変な気分になってしまう。そんな風にはしてくれなくていいと言うと、無理だと言う。
だって仕方ない。
「…惚れてんだよ」
「よくまあ恥ずかしいことを真顔で言うね」
「笑ってんじゃねえ!」
君なんかとこうしてる時点で、僕の方が君によっぽど……なんだってことは、もちろん言うつもりはない。




【君のこと待ってます】

※キラ→←ヘル

「お前毎度毎度危ねえだろうが!司令官が前線に出てくるな!」
「やだなあ、キラーTくん。この僕が自分の身が危なくなるような真似するわけないじゃないか。ちゃんと安全な距離は見極めてるって」
「戦わねえ奴には分からなくても、常に万が一ってことがあんだよ!」
「もう、さっきから随分うるさいね。そんなに君は僕のことを心配してくれてるの?」
「べっ、別にそんなんじゃねーよ!大将が倒れたら困るだろーがっ…」
「…。過保護はいらないけどさー、そこはもっとさー…」
「もっと、何だって?」
「はいはい鈍感」

キラーT部隊と司令部職員の皆さん
((またやってる……))




キラヘルで甘甘な創作するならお題は/①好きすぎるんです、諦めて/②「見つけてくれると信じてた」/③二人で超えれない壁はない です
https://shindanmaker.com/154485

①好きすぎるんです、諦めて

「お前、いい加減あきらめろよ!」
「何がだよ!」
「俺はお前が好きだ!」
「僕は君のことなんて好きじゃないって言ってるの分かんないの!」
「だからそれがだよ!」
「はあ!?」
「だって俺のこと好きだろ!」
「何言っ……」
掴まれた胸倉を引き寄せられて口付けられた。
咄嗟に拳が出て頬を殴りつけてしまったが、残念ながらかつて程の威力はない。
「嫌なら嫌って言ってくれ」
こんなことしといてから言うなんて、彼はやっぱり馬鹿だ。
「嫌だよ…」
口から出た言葉は、意味と裏腹に拒絶の色も感じられなくて、普段本音を悟らせないのは得意なのに、ここぞという時には出来てない、僕も同じく馬鹿だ。


②「見つけてくれると信じてた」

「君には見つかると思った」
「何やってんだよ…、司令がこんなところで」
「こう見えて毎日忙しいんだよー?たまに一人になって休みたくなるのも仕方なくない?」
「てめえは休み過ぎだ。制御制T、顔には出ねえがあれは相当怒ってるぞ」
「じゃあそろそろ戻ろっかな、制御制Tさん怒ると本当に怖いし」
「…おい」
「うん?」
「大丈夫か?」
「大丈夫だよ。まだ君に見つけてもらえるくらいだから」
「甘ぇな。どこに隠れたって見つけて仕事させてやる」
「また僕がサボりたくなったらお願いするよ」


③二人で超えれない壁はない

「では司令、これよりキラーT部隊出動します」
「よろしくお願いします」
通信を切るのを、一瞬ためらった。

今回侵入した敵は、とても強力なものだった。
免疫細胞にも犠牲者が出るかもしれない。

口を開く前に、通信機から彼の声が聞こえていた。
「お前が頭で俺らは手足だ。お前が作戦を考えて、俺達が実行出来りゃあいつだって問題ない。信頼してるぜ司令官殿」

モニターに視線を移し、気持ちを切り替える。
"気を付けて"と。
さっき言えなかった言葉を、心の中でつぶやいてみる。
「ま、野暮ってもんか」
僕らに余計な言葉なんていらない。




3RTされたら、「指ほっっそ」という台詞を使ったキラヘル1コマ漫画を描きます。
#この台詞を使って1コマ漫画
https://shindanmaker.com/524483

ヘルパーTが背中を預けている後ろから、手を掴んで引き寄せて、キラーTが言う。
「指細えなぁお前」
「貧弱だって言いたいのかい」
元々体格に恵まれた方でもなかったが、分化してからは必要のない筋肉は落ちてしまったし、体は彼の腕の中に収まってしまう。
「いや俺は好きだっつーか…」
この手が、と指に唇が落とされる感触がした。




貴方はキラヘルで『チョコとかパフェとか、愛とか』をお題にして140文字SSを書いてください。
https://shindanmaker.com/587150

チョコとかパフェとか。細胞に糖分は必要だが、とにかく甘いものが好きだ。
目の前で胸やけしそうなあまったるい菓子が、次々運ばれる恋人の口元を見ている。
自分にだけ減らず口を叩いて、自分にだけ甘い声を聞かせるその唇を、昨夜の続きで今すぐふさいでしまいたい、とか考えていたら、そんなに見ていてもあげないよと言われた。
作品名:はた細短文詰め 作家名:あお