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【弱ペダ】Soak Romp Soap Pomp

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 新開の顔が何だかまともに見られない。それでも顔を背けてしまうのも嫌だ。だから、目を閉じて風呂を楽しんでる、そんな様子を装うしか出来なかった。
 と、唇に柔らかく何かが触れる。
「ア?」
 予想外の感触に思わず目を開けた。
「なぁ、靖友。オメさん、真っ赤だよ。逆上せた?」
 新開がじっと目を見ながら、口が触れるか触れないかの至近距離で囁く。ここ最近、二人だけの親密な状態で新開がよくやる行為だ。やたら近くて声の振動が身体中の骨を鳴らして、ぐずぐずにされてしまいそうになる。
 っとに、コイツの手管、タチのワリィ!
「……それとも俺のこと意識してくれてる?」
 湯の流れが肌に触れたと思うと、すぐに湯ではない感触が荒北の身体を弄りはじめる。
「ちょ……、オイ……」
 他の家族だってこの後入るだろうに。不埒な動きを始めた新開の手を留めようと手首を掴む。
「今日……、誰も帰ってこないんだ」
 新開が切なそうに、それでも悪戯っぽい顔で囁く。
「お、まえ……っ」
 ハナからそのつもりだったのだろうか。少し責めるような考えが浮かぶ。だが、と打ち消す。荒北自身も、たった今、それを聞いてほっとしたのではないか? 二人だけで誰にも邪魔されない時間がある。ほんの少し、家族の不在を聞いて喜んでしまった己へ罪悪感を抱きながら、それでも新開と過ごせる一時を嬉しく思う。
「しょーがねーなァ」
 荒北は照れ隠しにそう憎まれ口を利いて、新開を引き寄せた。


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