二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

Lovin’you afterCCA16

INDEX|3ページ/3ページ|

前のページ
 

シャアに抱きつくと、シャアもアムロを優しく抱き締め、そっとキスをする。
「子供たちが一生懸命準備してくれたんだ。サプライズにすると言うから隠すのに苦労したよ」
「ははは!それで今日の貴方、様子がおかしかったのか」
「ああ、私の今日の使命は、君を無事に家に連れ帰る事だったのだ。まぁ、私の手では果たせなかったがな」
「ごめん、ごめん」
「さぁさぁ、アムロさん、こっちにどうぞ!」
ファに促され、部屋に入ると綺麗に飾り付けられた部屋には大きなバースデーケーキが置かれていた。
「わぁ!凄い!」
「料理長のマイクとライラで作ったのよ!」
「凄いな!ライラ!美味しそう」
「でしょ!?」
「うん、本当にありがとう!」
アムロはライラの頬にキスをしてギュッと抱き締める。
「さぁ、乾杯しましょう!」
思わぬサプライズに驚きながらも、皆からの祝福にアムロの胸に熱いものが込み上げる。
「みんな、ありがとう!最高の誕生日だよ」
その瞳に涙を浮かべ、みんなにお礼を言う。
「喜んで貰えて嬉しいよ、アムロ。ハッピーバースデー」
アルがナナイと共にミリアムを抱きながらプレゼントを手渡す。
「ありがとう!アル、ナナイ大尉、ミリーもありがとう!」
ミリアムの頬にキスをすると、ミリアムが満面の笑みを浮かべる。
「ミリーはアムロも大好きだよね」
「ふふ、嬉しいな」
「将来は義理の母になるかもしれないしね」
ジュドーがケタケタ笑いながら会話に割り込んで来る。
「うーん、でもアッシュもルークもミリーのお眼鏡には叶わないみたいだけどねぇ」
アムロがクスクス笑いながら答えると、ジュドーがカミーユに向かって指を差す。
「ミリーはカミーユ狙いだからね!」
「ジュドー!だから俺はそんなに守備範囲広くないって!」
「それにしてもミリーは面食いだなぁ」
「面食いって言うなら、総帥にそっくりなカイルも好みにドンピシャなんじゃない?」
突然矛先を向けられてカイルが驚く。
「いや…僕も流石に十四歳差は…」
「ははは!」

みんなの笑顔に囲まれ、アムロは思う。
あのアクシズショックから七年、色々な事があった。
紆余曲折の末、どうにかシャアと結ばれて、子供達と共にネオ・ジオンで生きていく事が出来るようになった。
そして双子を授かり、命の危険はあったものの、皆の助けを借りて無事に産む事が出来た。
その後もテロ事件やネオ・ジオンに反感を持つ組織からのスウィート・ウォーター攻撃事件。
平和というにはあまりにもバタバタと慌ただしい日々だったが、こうして今、みんなで笑い合える。
この幸せに心から感謝したい。
そしてどうか、この幸せが永遠であるようにとアムロは願う。

そんなアムロの心情を察してか、シャアがアムロを背中から抱き締め耳元で囁く。
「アムロ、これからもずっと側で私を支えてくれ。そして、来年も再来年もこうして君の誕生日を祝いたい」
その優しく温かいぬくもりに心が満たされる。
「うん、私も、ずっと…ずっと一緒にいたい…」
アムロはシャアの顔を見上げ、その琥珀色の瞳に涙を浮かべて微笑む。

「シャア、愛してる。これからもずっと一緒にいよう…」



end

2018.11.4

アムロさんhappy birthday!
ギリギリ投稿!
作品名:Lovin’you afterCCA16 作家名:koyuho