【可哀想なロンシリーズ】ごめんね、ロン その1
プロローグ
闇の帝王は死んだ。
ついでに、ポッター家も滅びた。
帝王に関してはいい風に聞こえるかもしれない。
だけど、ポッター家が滅びたおかげで、可哀想な少年が生まれた。
ロナルド・ウィーズリー。
彼は、ハリー・ポッターが生きていたからこそ、英雄の親友という立場があった。
だが、この世界にはハリー・ポッターはいない。
ロナルドの、英雄の親友という立場がない世界だった。
後に、彼の兄はこう言った。
「ごめんね、ロン。
気づいてあげられなくて。」
作品名:【可哀想なロンシリーズ】ごめんね、ロン その1 作家名:R.A.B.Draco