二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

俺のマスク、どこいった?

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
いつも僕の父は突然くる。
来るタイミングが読めない。
きっと気分で来ているんだろう。
僕は来るタイミングが読めない父上にうんざりしていた。
いじめられているから。
母にそっくりな顔。
これのせいで馬鹿にされる。
『父親に似てねぇな』
『女顔』
『お前の顔、イライラすんだよね』
マスクをつけていれば、こんな顔、誰にも見られない。
だけど、きっと父上にマグル製品であるマスクをつけているのを見られれば嫌な顔をされる。
「ドラコ。」
慌ててマスクを外す。
振り返ると父上が立っていた。
マスクをローブのポケットに突っ込む。
「どうしたんですか?」
平静を装って父上に問いかける。
父上はそれを無視して、
「セブルスはどこだ。」
とお聞きになった。
「多分、研究室かと。」
それだけ聞いた父上は僕に興味を示さずさっさとスネイプ教授の研究室へ向かった。
僕は父上のお姿が見えなくなってすぐにマスクをつけた。
寮に向かって数歩歩けば、ポッター達がクラップとかに絡まれている。
「僕には、関係ない。」
ポツリと呟いて歩いたはずだった。
腕を捕まれた。
「おい、ドラコ。お前もポッターに嫌味言おうぜ。」
いざこざの渦中につれていかれる。
いじめられる前は口達者で、よくポッターに嫌味を言っていた。
だが、最近はいってない(言えない)から、嫌味が出てこない。
手が震えて、落書きだらけの教科書を落とした。
そこにいたスリザリン生全員が、
「なんだよー」
とはやしたてる。
僕は父上に呼ばれている。
と言い訳して、その場を去った。