機動戦士ガンダムRSD 第36話 舞い戻った死神
サオトメは、ディスプレイを操作して宙域地図を呼び出した。
現在座標を特定するためだ。
(月、地球、カベラ、ベガと太陽)
サオトメは、モニターから見える風景と地図の位置を照らし合わせた。
(現在位置は、ここか)
サオトメは、現在地を特定できた。
そしてディスプレイに注意が傾いていたため目の前の戦闘と思しき光に気がつかなかった。
「始まってるか」
目の前には、無数の光がついたり消えたりしていた。
「間に合ってくれ」
サオトメは、フットペダルをいっぱいに踏み込んだ。
※
新型羽根付きガンダムと新型下駄背負いガンダムは、マールス隊と交戦していた。
しかし戦況は、思わしくなかった。
「戦況は?」
ブライアン艦長は、ステファニー軍曹に聞いた。
「新型羽付きガンダムと新型ゲタ背負いガンダムは、はるかに性能を向上させている模様。
もはや量産機では、太刀打ちができません」
ステファニー軍曹は、性能差で負けていると言っているがニュータイプ-というよりサオトメ大佐-でなければ勝てないと言いたげだった。
「アレキサンドリアから入電です。
アレキサンドリア級が盾になる。
ドゴス・ギアは、後方に下がれとのことです」
イワン曹長は、アレキサンドリアからの通信を読んだ。
「わかった。
ドゴス・ギア、後退。
アレキサンドリア級2隻とロンバルディアの後方につけろ」
ドゴス・ギアは、アレキサンドリア級2隻とロンバルディアの後方に下がっていた。
※
シグマン少佐は、その事態に気づいた。
「各機、ガンダムを通すな」
しかし突破は、時間の問題だった。
(サオトメ大佐さえいてくれれば)
シグマン少佐は、弱気になっていた。
すると羽付きガンダムの羽から何かが飛び出した。
そしてそれがビームを発射してきた。
「ファンネルもどき?」
しかしシグマン少佐は、冷静だった。
「ならばビームコンヒューズ」
シグマン少佐は、ビームサーベルを投げると刃先にビームライフルを当ててメガ粒子を拡散させた。
このメガ粒子で飛び出したファンネルもどきをすべて破壊した。
すると1機のマールスがそのビームサーベルをキャッチすると新型羽根付きガンダムに投げた。
新型羽根付きガンダムは、余裕で回避したもののをそれを今度は新型羽根付きガンダムに接近していたスダルシャナがキャッチし斬りかかった。
新型羽根付きガンダムは、ビームシールドを展開して防いだ。
「ビームシールド?
ビームシールドも装備しているのか?」
シグマン少佐は、敵新型ガンダムの装備の充実さに戦慄した。
※
アイリス曹長は、ミサキ中尉の指揮下で新型下駄背負いガンダムと交戦していた。
ミサキ中尉は、前方から新型下駄背負いガンダムが接近してきたのでビームライフルを連射したが命中しなかった。
他の2機のマールスもビームライフルを連射したが無駄だった。
それでも何とか新型下駄背負いガンダムをロックオンするとビームライフルを撃った。
しかし命中しなった。
一度新型下駄背負いガンダムは、高速でレーダー圏外まで離れると急速に接近してきた。
アイリス曹長は、それにビームライフルを連射したがすぐに驚いた。
「下駄だけ?
ガンダムは?」
それは、新型下駄背負いガンダムが背負っていた下駄もどきだった。
アイリス曹長は、念入りに周りを索敵したが見つからない。
「トリッピー、真下よ」
ミサキ中尉の言葉でトリッピー機を見たのと閃光が走ったのはほぼ同時だった。
「私たちは、先の大戦を生き残ったエースパイロットよ。
それをたった2機に蹂躙されるなんて」
ミサキ中尉は、今自分たちが置かれている状況を認めたくなかった。
マールス小隊は、ビームライフルを連射していた。
これは、一方の分隊が牽制でもう一方の分隊が命中弾を当てるという戦法である。
しかしビームライフルで反撃され右足を破壊されてしまった。
「下がって。
下がってよ」
アイリス曹長は、そういいながら腰部5連装有線ミサイルを撃ち次いで4連装グレネードを5発撃ったが命中しなかった。
「あなたたちが帰らないとサオトメ大佐が帰ってこれないのよ」
アイリス曹長は、そういいながら今度はビームライフルを連射したが命中せず逆にロックオンされた。
アイリス曹長は、何とか回避行動に移った。
すると右側から新型下駄背負いガンダムにビームが飛来した。
新型下駄背負いガンダムは、悠々と回避した。
見てみるとミサキ機がビームライフルからビームサーベルに持ち替えていた。
そして新型下駄背負いガンダムに切りかかった。
新型下駄背負いガンダムもシールドからビームサーベルを展開してつばぜり合いになった。
「落ち着いて、アイリス」
すると新型下駄背負いガンダムがつばぜり合いに勝つと脚部が光った。
ミサキ中尉は、それがビームサーベルだとわかり引いたものの間に合わずコックピットを斬られ撃墜された。
「ミサキ中尉」
アイリス曹長は、叫んだものの応答はなかった。
シグマン隊は、新型羽根付きガンダムにビームライフルを連射したが当たらなかった。
すると新型羽根付きガンダムは、両手にビームサーベルを持つと1機のマールスに高速で接近した。
マールスは、対応する暇なく上下真っ二つに切られ撃墜された。
さらに追い打ちに腹部ビーム砲を1機のマールスに撃った。
マールスは、シールドで防ごうとしたが実体シールドでは防げず撃墜された。
マールス1個小隊は、新型羽根付きガンダムと距離を縮めようとしたが1機が1斉射を受け撃墜された。
さらに1機のマールスがビームライフルの連射を受け撃墜された。
クーパー中尉は、新型羽根付きガンダムに60mmバルカン砲を牽制で撃ちながらビームサーベルを構えて接近した。
「これ以上やらせるか」
新型羽根付きガンダムもビームサーベルを抜刀し2機は、つばぜり合いになった。
しかしマールスは、力負けし押された。
クーパー中尉は、シールドを捨てると二刀流になりもう片方で新型羽根付きガンダムを斬ろうとした。
しかし新型羽根付きガンダムは、素早く上昇し回避した。
再び60mmバルカン砲を撃ったが命中せず逆に新型羽根付きガンダムの頭部バルカン砲で頭部カメラを破壊された。
クーパー中尉は、すぐにサブカメラに切り替えると新型羽根付きガンダムが斬りかかってきた。
「何?」
クーパー中尉は、つばぜり合いで攻撃をしのいだがはじかれそしてけられた。
そのまま体勢を立て直す隙を与えられずビームライフルの連射を受け撃墜された。
1機のマールスは、新型下駄背負いガンダムにビームライフルを連射したがビームシールドで防がれ下駄のビーム砲をシールド防いだ衝撃で隙ができたところを撃墜された。
新型羽根付きガンダムは、立て続けに2機のマールスをビームライフルで撃墜した。
1機のマールスは、ビームライフルの連射を回避し続けられず撃墜された。
現在座標を特定するためだ。
(月、地球、カベラ、ベガと太陽)
サオトメは、モニターから見える風景と地図の位置を照らし合わせた。
(現在位置は、ここか)
サオトメは、現在地を特定できた。
そしてディスプレイに注意が傾いていたため目の前の戦闘と思しき光に気がつかなかった。
「始まってるか」
目の前には、無数の光がついたり消えたりしていた。
「間に合ってくれ」
サオトメは、フットペダルをいっぱいに踏み込んだ。
※
新型羽根付きガンダムと新型下駄背負いガンダムは、マールス隊と交戦していた。
しかし戦況は、思わしくなかった。
「戦況は?」
ブライアン艦長は、ステファニー軍曹に聞いた。
「新型羽付きガンダムと新型ゲタ背負いガンダムは、はるかに性能を向上させている模様。
もはや量産機では、太刀打ちができません」
ステファニー軍曹は、性能差で負けていると言っているがニュータイプ-というよりサオトメ大佐-でなければ勝てないと言いたげだった。
「アレキサンドリアから入電です。
アレキサンドリア級が盾になる。
ドゴス・ギアは、後方に下がれとのことです」
イワン曹長は、アレキサンドリアからの通信を読んだ。
「わかった。
ドゴス・ギア、後退。
アレキサンドリア級2隻とロンバルディアの後方につけろ」
ドゴス・ギアは、アレキサンドリア級2隻とロンバルディアの後方に下がっていた。
※
シグマン少佐は、その事態に気づいた。
「各機、ガンダムを通すな」
しかし突破は、時間の問題だった。
(サオトメ大佐さえいてくれれば)
シグマン少佐は、弱気になっていた。
すると羽付きガンダムの羽から何かが飛び出した。
そしてそれがビームを発射してきた。
「ファンネルもどき?」
しかしシグマン少佐は、冷静だった。
「ならばビームコンヒューズ」
シグマン少佐は、ビームサーベルを投げると刃先にビームライフルを当ててメガ粒子を拡散させた。
このメガ粒子で飛び出したファンネルもどきをすべて破壊した。
すると1機のマールスがそのビームサーベルをキャッチすると新型羽根付きガンダムに投げた。
新型羽根付きガンダムは、余裕で回避したもののをそれを今度は新型羽根付きガンダムに接近していたスダルシャナがキャッチし斬りかかった。
新型羽根付きガンダムは、ビームシールドを展開して防いだ。
「ビームシールド?
ビームシールドも装備しているのか?」
シグマン少佐は、敵新型ガンダムの装備の充実さに戦慄した。
※
アイリス曹長は、ミサキ中尉の指揮下で新型下駄背負いガンダムと交戦していた。
ミサキ中尉は、前方から新型下駄背負いガンダムが接近してきたのでビームライフルを連射したが命中しなかった。
他の2機のマールスもビームライフルを連射したが無駄だった。
それでも何とか新型下駄背負いガンダムをロックオンするとビームライフルを撃った。
しかし命中しなった。
一度新型下駄背負いガンダムは、高速でレーダー圏外まで離れると急速に接近してきた。
アイリス曹長は、それにビームライフルを連射したがすぐに驚いた。
「下駄だけ?
ガンダムは?」
それは、新型下駄背負いガンダムが背負っていた下駄もどきだった。
アイリス曹長は、念入りに周りを索敵したが見つからない。
「トリッピー、真下よ」
ミサキ中尉の言葉でトリッピー機を見たのと閃光が走ったのはほぼ同時だった。
「私たちは、先の大戦を生き残ったエースパイロットよ。
それをたった2機に蹂躙されるなんて」
ミサキ中尉は、今自分たちが置かれている状況を認めたくなかった。
マールス小隊は、ビームライフルを連射していた。
これは、一方の分隊が牽制でもう一方の分隊が命中弾を当てるという戦法である。
しかしビームライフルで反撃され右足を破壊されてしまった。
「下がって。
下がってよ」
アイリス曹長は、そういいながら腰部5連装有線ミサイルを撃ち次いで4連装グレネードを5発撃ったが命中しなかった。
「あなたたちが帰らないとサオトメ大佐が帰ってこれないのよ」
アイリス曹長は、そういいながら今度はビームライフルを連射したが命中せず逆にロックオンされた。
アイリス曹長は、何とか回避行動に移った。
すると右側から新型下駄背負いガンダムにビームが飛来した。
新型下駄背負いガンダムは、悠々と回避した。
見てみるとミサキ機がビームライフルからビームサーベルに持ち替えていた。
そして新型下駄背負いガンダムに切りかかった。
新型下駄背負いガンダムもシールドからビームサーベルを展開してつばぜり合いになった。
「落ち着いて、アイリス」
すると新型下駄背負いガンダムがつばぜり合いに勝つと脚部が光った。
ミサキ中尉は、それがビームサーベルだとわかり引いたものの間に合わずコックピットを斬られ撃墜された。
「ミサキ中尉」
アイリス曹長は、叫んだものの応答はなかった。
シグマン隊は、新型羽根付きガンダムにビームライフルを連射したが当たらなかった。
すると新型羽根付きガンダムは、両手にビームサーベルを持つと1機のマールスに高速で接近した。
マールスは、対応する暇なく上下真っ二つに切られ撃墜された。
さらに追い打ちに腹部ビーム砲を1機のマールスに撃った。
マールスは、シールドで防ごうとしたが実体シールドでは防げず撃墜された。
マールス1個小隊は、新型羽根付きガンダムと距離を縮めようとしたが1機が1斉射を受け撃墜された。
さらに1機のマールスがビームライフルの連射を受け撃墜された。
クーパー中尉は、新型羽根付きガンダムに60mmバルカン砲を牽制で撃ちながらビームサーベルを構えて接近した。
「これ以上やらせるか」
新型羽根付きガンダムもビームサーベルを抜刀し2機は、つばぜり合いになった。
しかしマールスは、力負けし押された。
クーパー中尉は、シールドを捨てると二刀流になりもう片方で新型羽根付きガンダムを斬ろうとした。
しかし新型羽根付きガンダムは、素早く上昇し回避した。
再び60mmバルカン砲を撃ったが命中せず逆に新型羽根付きガンダムの頭部バルカン砲で頭部カメラを破壊された。
クーパー中尉は、すぐにサブカメラに切り替えると新型羽根付きガンダムが斬りかかってきた。
「何?」
クーパー中尉は、つばぜり合いで攻撃をしのいだがはじかれそしてけられた。
そのまま体勢を立て直す隙を与えられずビームライフルの連射を受け撃墜された。
1機のマールスは、新型下駄背負いガンダムにビームライフルを連射したがビームシールドで防がれ下駄のビーム砲をシールド防いだ衝撃で隙ができたところを撃墜された。
新型羽根付きガンダムは、立て続けに2機のマールスをビームライフルで撃墜した。
1機のマールスは、ビームライフルの連射を回避し続けられず撃墜された。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第36話 舞い戻った死神 作家名:久世秀一