機動戦士ガンダムRSD 第36話 舞い戻った死神
もう1機のマールスもビームライフルで撃墜された。
新型下駄背負いガンダムのビームライフルを回避したマールスも高出力ビーム砲を回避できずに撃墜された。
新型下駄背負いガンダムは、1機のマールスに接近するとビームサーベルでシールドを斬った。
マールスは、後退しながらビームライフルを新型下駄背負いガンダムに連射したが回避され続けた。
「俺たちは、アツシ・サオトメ前隊長と一緒に戦い抜いたエースなんだよ」
パイロットは、そういいながらビームサーベルを抜刀し新型下駄背負いガンダムを貫こうとした。
しかし高速で右側に回避しもう一度斬りかかりマールスは、左腕を斬られた。
「なめるな」
もう一度マールスは、新型下駄背負いガンダムを貫こうとしたが上昇し回避され逆に斬り落としの反撃で撃墜された。
新型羽根付きガンダムは、ビームライフルの連射で2機のマールスを撃墜した。
新型下駄背負いガンダムに格闘戦を挑んだマールスは、ビームサーベルの反撃で上下真っ二つに斬られ撃墜された。
別のマールスが新型下駄背負いガンダムにビームライフルを連射したがビームシールドで防がれながら接近を許しコックピットを貫かれ撃墜された。
新型羽根付きガンダムは、ビームライフルの連射で2機のマールスを撃墜した。
直後ビームが飛来してきたのでビームシールドで防御し迎撃にビームライフルで1機のマールスを撃墜した。
1機のマールスが上昇中に新型下駄背負いガンダムのビームを受けて撃墜された。
その時油断した新型下駄背負いガンダムの側面をとったマールスがビームサーベルで斬りかかろうとした。
しかし新型羽根付きガンダムの援護で撃墜された。
さらに4機のマールスが立て続けにビームライフルで撃墜された。
新型下駄背負いガンダムが1機のマールスの右足をビームサーベルで斬ると下駄のビーム砲で撃墜した。
マールス1個小隊が新型下駄背負いガンダムにビームライフルを連射し追撃していた。
小隊長がビームサーベルを抜刀し斬ろうとしたが下駄のビーム砲で撃墜された。
さらに2番機がビームサーベルで斬られ撃墜された。
1機のマールスがラケーテン・バズを撃ったが回避された。
1機のマールスが新型下駄背負いガンダムにコックピットを貫かれ撃墜された。
1機のマールスが新型羽根付きガンダムの腹部ビーム砲で撃墜された。
アイゼッター少尉が味方機が新型下駄背負いガンダムにコックピットを貫かれるも動きを封じてるのを確認した。
「もらった」
その隙にビームライフルを撃ったが直前で回避された。
新型下駄背負いガンダムがビームサーベルを抜刀し接近してきた。
アイゼッター少尉もビームサーベルを抜刀させ2機は、つばぜり合いになった。
新型羽根付きガンダムが前方にいた1機のビームライフルで撃墜し後方にいたマールスも振り向きざまにビームライフルで撃墜した。
新型下駄背負いガンダムは、マールスに接近するとビームサーベルでコックピットを貫き撃墜した。
新型羽根付きガンダムが1機のビームライフルで撃墜した。
アイゼッター少尉は、ビームライフルを新型下駄背負いガンダムに連射していた。
「よくも」
しかし当たらず切り離した下駄の援護に注意が傾いてしまった。
そのすきに接近されビームサーベルで斬られ撃墜された。
新型羽根付きガンダムがビームライフルで18機のマールスを連続で撃墜するとビームサーベルに持ち替えて1機のマールスに接近し上下真っ二つに斬り撃墜した。
またビームライフルに持ち直すと2機のマールスを撃墜した。
さらに腹部ビーム砲を2回撃ち多数のマールスを撃墜した。
※
サオトメは、アイリスが撃墜寸前なのに気づいた。
「アイリス」
サオトメは、叫んで超長距離からメガビームライフルを撃とうとした。
(眠い)
しかしサオトメは、不眠不休からの睡魔に襲われ視界がぼやけていた。
しかし何とか傍観していたガンダムにもメガビームライフルを撃った。
しかしビームで敵ガンダムを「撃墜」してしまった。
サオトメの狙いは、敵機を損傷させ敵を帰艦させ撤退させるつもりだった。
しかしサオトメは、睡魔による集中力低下により誤って撃墜してしまった。
(今度こそ)
サオトメは、再びメガビームライフルを撃った。
ビームは、見事ゲタ背負いガンダムの脚部を撃ちぬいた。
そしてキラの乗る新型羽付きガンダムに狙いを定めた。
超長距離からメガビームライフルを2発撃った。
新型羽付きガンダムは、右腕と右翼に命中した。
※
「新たな機影を確認。
こちらに急速に近づいています」
ブライアン艦長は、ステファニー軍曹からの報告にぞっとした。
「これは、ガンダムサイガーです」
刹那ブリッジの皆は、歓喜した。
「サオトメが来てくれたか」
ブライアン艦長も安堵したがもう少し早く来てくれなかったものかと考えてしまった。
「損傷した機体は、ワイヤーで固定する。
整備員に準備するように伝えろ」
ブライアン艦長が命令を出した。
「了解」
しかし撃墜されていない機体がいくつ残っているかだ。
※
さすがに超長距離からの狙撃で味方機が撃墜され自分たちは、損傷したため撤退した。
「さすがキラだ。
鮮やかな撤退だな」
サオトメは、キラの撤退の美しさを賞賛した。
※
キラ准将、アスラン准将とバルドフェルド大佐は何が起きてるのかわからなかった。
レーダーには、機影が全く映っていないにも関わらずビームは高出力で恐ろしいほど正確だった。
バルドフェルド大佐のガイアガンダムが撃墜され次いでアスラン准将のインフィニットジャスティスガンダムが損傷し最後にストライクフリーダムガンダムが損傷してしまった。
「撤退」
やっとキラ准将は、冷静な命令を出して皆と撤退した。
※
サオトメは、被損害を確認した。
(マールス126機撃墜、1機大破、スダルシャナ中破か)
サオトメは、大破したマールスに通信ケーブルを飛ばした。
「こちらアツシ・サオトメだ。
パイロット、生きていれば返事しろ」
サオトメは、パイロットに呼びかけた。
「大佐・・・・。サオトメ大佐ですか?」
相手は、アイリス曹長だった。
「アイリス?
君だったのか?」
サオトメは、驚いた。
「はい。新型機を通さないようにするのでいっぱいいっぱいで」
アイリス大尉は、再び泣き出した。
「それよりもまずは、帰艦しよう。
俺が連れて行くから」
サオトメは、アイリス曹長が乗るマールスを抱えた。
「はい」
アイリス大尉は、涙声で答えた。
※
キラ准将は、モビルスーツデッキで泣いて悔しがっていた。
作品名:機動戦士ガンダムRSD 第36話 舞い戻った死神 作家名:久世秀一